簡単スマホ術 メール、声で文字入力 指タッチいらず
スマートフォン(スマホ)の画面で文字を入力するのが苦手な人は多い。かんたんスマホ生活を提案する連載、第2回は声で文字を入力する方法を紹介しよう。
携子 友達からメールが来て、早く返事したいんだけど、文字を打つのが遅くて。
スマト では、話しかけるだけで入力できる音声入力を使ってみてはいかがですか。
携子 音声で? そんなことができるの?
スマト できますよ。まずは設定しましょう(下図参照)。設定できたら、メールに返信してみましょう。キーボードの左下にマイクの絵がありますか。そこを指でトンと押して、返信したい内容を話してください。終わったらマイクの絵をトンと指で押してください。
携子 やってみるわね。えーっと「メールをありがとう」。ああ、ダメだ。「えーっと」まで入っちゃった。
スマト 何を話すのか決めずに話し始めると、「えー」とか「それから」とか言ってしまいますよね。そうならないためには、紙に書いておくといいですよ。文章が完成したら、読み上げるようにすれば大丈夫です。
携子 なるほど! 今度からそうしよっと。でも、いま入力した文章はどうしよう。全部消してしまうの?
スマト せっかく入力したのに、もったいないですね。関係ない文字を消してみましょう。キーボードの絵を指でトンと押した後、消したい文字の後ろを指でトンと押してください。青い縦線が出てきたら、キーボード右上の「×」を押してみてください。
携子 やってみるわね。「えーっと」が消えた! なるほど、この要領でいらない文字を消していけばいいのね。
スマト そうです。最後に文章を見直して、間違いがなければ送りましょう。
携子 いつものように「送信」ボタンをトンと押せばいいのよね……。送信完了!
スマト うまくいきましたね。思ったより簡単でしょ?
携子 うん、キーボードで打つよりずっと速く入力できるのね! でも、短い言葉だからうまくいったんじゃないかな。長い文だとどうかしら。入力する時のコツはある?
スマト 普通に話すときより、ゆっくりハキハキと話すこと。それと、ほかの人の声にも反応するから、話し声が聞こえるような場所には向かないかもしれませんね。
携子 人が多い場所で音声入力するのは恥ずかしいから、やらないと思うな。句読点も音声で入力できるの?
スマト はい。iPhoneの場合、文章の終わりに「まる」と言えば「。」、「てん」と言えば「、」、「改行する」なら改行が入ります。
携子 だったら長文も音声入力でいけそうね。
スマト 音声入力はメール以外にも使えますから、ぜひやってみてくださいね。
携子 例えばどんなこと?
スマト コンビニを探したいとき、地図アプリを起動して検索窓に「コンビニ」と話しかければ見つかります。このときも同じ要領でマイクをトンと押して「近くのコンビニ」と言えばいいんですよ。
携子 やってみるわね。「近くのコンビニ」……あ、コンビニの一覧が表示された!
スマト 行きたいお店を選んでトンと押してみてください。地図の中にお店の場所が表示されましたね。次に「経路」と書かれているところを指でタッチしてください。カーナビのような画面が出て、ナビをしてくれますから。
携子 できた! 私は方向音痴だから、これ本当に助かる! これからは、道がわからなくなったらこうやって調べればいいのね。
スマト そうですね。困ったときは、スマホを出して助けてもらえばいいんですよ。上手に使えるようになれば、たいていのことはスマホでできるようになりますから。
携子 それはステキ! ぜひそうなりたいわ!
(ライター 井上 真花)
[NIKKEIプラス1 2017年10月14日付]
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