「秋バテ」には冷え対策 山芋や栗で活力の補充もぬるめの入浴10~30分、つま先立ち家事も効果

NIKKEIプラス1

2017/9/30付
里芋や栗だけでなく、サンマやイワシ、梨、ブドウなどの秋の食材を取り入れるのがよいという(PIXTA)
里芋や栗だけでなく、サンマやイワシ、梨、ブドウなどの秋の食材を取り入れるのがよいという(PIXTA)

過ごしやすい季節になっても、体のだるさや疲れが出る――その不調は「秋バテ」が原因かもしれない。季節特有の体調不良を改善するコツを知っておこう。

「秋バテにはもともと虚弱な人の夏バテが秋まで長引くケースと、夏バテがなかった人に秋になって初めて不調が表れるケースがある」と話すのは、内科医で東京有明医療大学の川嶋朗教授。

夏の間は暑さに対応して、体温を下げるためにエネルギーを使う。ところが、現代の夏は冷房の効いた屋内で過ごす機会が多く、熱を作り出すためのエネルギーも必要になる。その結果バテてしまい、体温調節をつかさどる自律神経のバランスが乱れて、不調が長引きやすくなる。

加えて夏場は、冷たい食べ物や飲み物を口にする機会が増え、内臓が冷えている人が多い。元気に夏を乗り切れても、自律神経にかかる負担の大きさと体の冷えにより、秋になってから不調が顕在化する場合があるので要注意だ。

秋バテの主な症状は、夏バテにも多い倦怠(けんたい)感や疲労感、食欲不振などがある。さらに「秋バテは気圧の影響でやる気が出ない、憂鬱になるといった精神的な不調が出ることもある」と川嶋教授。台風や低気圧が近づくと、空気中の酸素の濃度が薄まり、体を休める副交感神経の働きが活発になるためだ。

改善するには「冷え対策が有効」と川嶋教授は話す。内外から体を温めることで自律神経のバランスを整えて、エネルギーの消費を最小限に抑えよう。

冷えの自覚がない人でも、簡単にチェックできる方法がある。

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