「手皿」はダメ 恥をかかない和食のマナー

卓に付いたら、卓上には何も置かないのが原則。スマートフォンなど手元に置きたいものは、見えないところに置こう。会食では、会話を楽しむことが目的だからだ。

食事が始まれば、箸と椀(わん)を同時に持ち上げることは避ける。箸先が相手に向くことを避けるための作法だ。箸置きがない場合は、敷盆のふちにかけるとよい。

料理は、皿の上で箸を使って一口大にしてから口に運ぶ。食べ物を口に運ぶときに手を添えるしぐさ「手皿」は、一見上品にも見えるがマナー違反。器を持ち上げるか懐紙を使えばよく、そうした作法を怠っていることにつながる。吉村さんは「懐紙は、物を包んだりメモの代わりにもなったりするので、持っていると便利」と薦める。

食べるペースにも気を配る。箸をつける、椀のふたを取るといったタイミングは主賓に合わせると良い。

焼き物は左から右へ食べる。焼き魚の場合、肉厚の頭側は左側にあり、食べやすくなる。お造りは、盛りを崩さないように、上から順に食べると、きれいに食べられる。わさびをしょうゆに溶かすのは避けたい。風味を楽しむために添えてあるものだからだ。吉村さんは「マナーには、食材、物を大事にする気持ちがこもっている」と話す。

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