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Men's Fashion
ファッション pick-up

2017/8/1

ファッション pick-up

スーツといえばワイシャツ。スーツと違い、さすがにたたみ方ぐらいは分かるが、例えば、クリーニングからハンガー仕上げで戻ってきていると、シワのつかないパッキングまでの自信はない。少々のシワであれば、上着とネクタイでごまかせる気もするが、出張用に、1着はたたみ仕立てにしておけば安心できる。

靴もバッグに入れるなら、つま先とかかとが互い違いになるよう靴底を合わせ、袋に入れて安定するよう底に置く。凹凸が収まるのでかさばらず、靴底で表面を傷めない。

残るはベルトやネクタイなどの「小物」だ。ネクタイも折り目が気になるなら、ベルトのように巻いてしまい、荷物の隙間にはめ込めばいい。せっかくきれいに丸めたスーツも、バッグの中で動き過ぎるとシワがつくかもしれない。隙間が多い場合は下着などで埋めておけば、バッグの中身は安定する。

スーツバッグを使う場合は、たたむ方向に気を付けたい。前かがみのように折ると、襟の構造上、横じわが残りやすいという。胸を反り返らせるように、裾の部分を背中側に折るのが正解だ。(動画で収納の手順を解説した過去記事「出張に役立つ! スーツにシワを作らないパッキング術」もご覧ください)

宿に着いたら 早めに荷ほどき

いずれにせよ、宿に着いたら、早めに荷ほどきして、スーツはハンガーにかけよう。パンツはプレッサーがあれば手っ取り早い。最近は部屋に置いてある宿も少なくない。プレッサーは上着にも使えそうな気もするが、さすがに「おすすめはできない」(英国屋)という。

それよりも、ハンガーをかける場所を工夫しよう。シワが気になるなら、クロークではなく使用後の浴室にかける。湿気が充満してスチームアイロンの役割を果たしてくれる。浴槽にカーテンレールなどがあれば、ハンガーもかけやすい。いざとなればアイロンまで貸してくれる宿もあるが、よほど深いシワでなければ、上着自体の重みも手伝って、一晩でかなりとれるという。

飛行機は特に、上着を掛ける場所もなく、着たまま座って、腰の部分などに目立つシワがつきやすい。英国屋では入社直後に教わるというスーツのたたみみ方は、想像以上に簡単だった。荷物の多寡にかかわらず、たたんでパッキングしてしまうのは有力な選択肢の一つだ。出張といえば身軽さ重視で、可能な限りカジュアルな服装を選んでいたが、次回はスーツにしてみようかな、と思った。

(嘉悦健太)

[NIKKEIプラス1 2017年7月22日付]

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