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夏の休暇を控え、あれこれ予定を立てる人も多いだろう。ただ、仕事の積み残しがあれば、せっかくの休みも心安らかにすごせない。働き方改革によって、しっかりと休暇を取ることに追い風が吹くなか、スマートに休むビジネスパーソンを目指したい。

「まず自分の意思で休もうとしているかどうかが出発点」。こう指摘するのは「僕が月300時間の残業を50時間まで減らした方法」の著書がある土木設計技術者でビジネスコンサルタントの金山直志さんだ。

例えば8月21~25日で夏休みを取りたいなら遅くとも1カ月前には同僚、上司に打診し調整、相談したい。金山さんは、「当たり前だが『ここで休むんだ』との思いがなければ行動は起こさず、結局は日程を選ぶ余裕もなくなって『明後日から無理やり休む』などになりがち。いくら休暇をとる仕組みや技があっても動き出さないことには意味がない」と指摘する。

「この日程で休む」と決めたら、休んでも大丈夫なように仕事の前倒しや時間管理の徹底が求められる。ただこれも「自ら決めた休暇ならモチベーションが上がって仕事効率や生産性も違ってくる」(金山さん)という。

ここで重要になってくるのが、同僚への仕事の引き継ぎだ。誰でもわかる作業ならともかく、昨今の仕事は専門化、細分化が進み、「隣は何をする人ぞ」という状態の職場も少なくない。自分にしかわからない仕事は休暇前に一段落つけておきたい。やむを得ず引き継ぐ時は、入念な準備も必要となる。スムーズに進めるには、マニュアルや引き継ぎ書が欠かせない。

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