夏バテ? 実は貧血かも 食べ方工夫で「鉄分」補う食材組み合わせ吸収アップ

NIKKEIプラス1

2017/6/17付
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疲労感や目まい、肌荒れ――鉄分の不足で貧血になると、様々な不調が起きる。最近は健康検査で見つけにくい「隠れ鉄分不足」も問題になっている。夏は汗をかいて鉄分を排出しやすい。効果的な摂取法を知ろう。

暑い季節は体内の鉄分が汗で流れ出てしまう。口当たりの良い淡泊な食事を選ぶことも多く、鉄分不足になりやすい。そのため夏は立ちくらみやめまいに悩む人が増える。

鉄分は主に赤血球を作る栄養素だ。体内に約3~5グラムあり、3分の2は血液中に、残りは肝臓などに蓄えられるほか(貯蔵鉄)、筋肉や皮膚にも存在する(組織鉄)。

鉄分が減ると、全身に酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンを十分に作れなくなる。ヘモグロビンが減ると酸素不足が起き、だるさや動悸(どうき)、息切れを招く。貧血で最も多い「鉄欠乏性貧血」だ。

貧血の診断には、血液中のヘモグロビン値を見るのが一般的。一方で「ヘモグロビン値が正常でも、鉄分不足の場合がある」と横浜労災病院(横浜市)の平沢晃副院長・血液内科部長は指摘する。

体内の鉄分が減り始めると、内臓の貯蔵鉄をヘモグロビンに優先的に供給する。貧血には至らないのに疲労感や目まい、寝起きの悪さに悩む人は、貯蔵鉄が減っている可能性がある。

体内の貯蔵鉄の量は、鉄を含むたんぱく質「フェリチン」の血中濃度が指標になる。厚生労働省の国民健康・栄養調査(2008年)によると、鉄欠乏にあたる血清フェリチン値25ナノグラム(1ミリリットルあたり)未満の人は女性で60%を超える。一般の血液検査では測定しないが「貧血と診断されなくても、動悸や息切れ、肌荒れなど貧血の症状が複数当てはまる人は、検査で調べるのが重要」(平沢副院長)。

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