「皆で楽しむ」心がけ 「内輪受け」避けて同僚の結婚式 呼ばれたら(下)

同僚の結婚式を盛り上げたい――。親しい仲間だけに、余興やスピーチ、司会を頼まれれば、つい張り切るところ。ただ、新郎新婦の親族など様々な人が集まる場所であるだけに、職場での振る舞いとは一線を画する必要がある。マナーや留意点をまとめた。

スピーチは原稿なしにこだわらない

松江市の会社員、田平志穂さん(33)は同僚女性から、5月の披露宴の余興を頼まれた。何にするか悩んだ末、フラッシュモブという多くの人が気軽に踊りに参加できるダンスを披露することにした。新婦がダンスの経験があったこともあり、参列する同僚らと3カ月かけて練習した。

注意したのはダンスに使う曲選び。盛り上げようとすれば、つい仲間内で受けるとっておきの曲を選びがちになる。それでは、曲を知らない人は、手持ち無沙汰になりかねない。

5月の披露宴では、年配の参列者も楽しめるように誰もが知っているヒット曲を選んだ。幸い、参列者が一斉に手拍子をしてくれて会場が一体となって盛り上がり、最後に新婦も参加して踊るというサプライズを狙った演出が生きた。

余興の題目について「職場仲間でないと意味がわからないような、内輪にだけ通じる内容はやめた方がいい」と助言するのは、結婚式のプロデュース、司会を手掛ける松江市の大橋千恵さんだ。田平さんもこれまで同僚の披露宴では、ビートルズのヒット曲を合唱したり、テレビの人気クイズ番組をモチーフに新郎新婦にまつわるクイズを出したりする工夫をした。「結婚式にはいろんな人が出席している。みんなが楽しめる仕掛けが大切」と話す。

最近は減りつつあるが、男性陣が服を脱いだり、下ネタで笑いをとろうとしたりするなど「品を欠くものや危険なことは避けるべきだ」(大橋さん)。

余興の一つとして、参列者が新郎新婦を祝福する歌や芸を事前に収録したDVDを披露宴で上映する例も目立つ。技術進歩で制作しやすくなり、前もって準備できる安心感から支持されている。ただ、余興のほとんどがDVD上映にならないよう注意が必要だ。

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