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眼鏡っ子に朗報? 就寝中にコンタクトすれば近視改善

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NIKKEI STYLE

パソコンやスマートフォン(スマホ)の利用が増え、近視が世界的に増えている。眼鏡をかける子どもが目立つなど、低年齢化も進む。近視の種類と原因、最新の矯正法について、専門家に聞いた。

近くの物は見えるのに、遠くの物がぼやける――近視を疑う典型的なケースだ。近視にはいくつかの型がある。子どもに多い近視は、眼球の長さが前後に伸びるのが原因だ。

近視のなりやすさは遺伝的な要因や、スマホやゲーム機の画面など手元近くを長時間注視する習慣が影響すると考えられる。小児期に始まった近視は多くの場合、成長につれて進行する。

近視の強さは、その人の目に合ったレンズの屈折力を示す度数によって、弱度、中等度、強度に分類できる。強度近視は40歳以上の日本人の約5%を占める。

近視を治療したいと思っても、前後に伸びた眼球の長さを元通りにする治療はない。身近な矯正方法は眼鏡やコンタクトレンズの着用だ。凹レンズで光の屈折を弱め、ピントを網膜上に合わせる。中等度までの近視には、眼鏡が不要な矯正法がある。

大人でよく知られるのはレーシックと呼ばれる屈折矯正手術だ。角膜にレーザーを照射し、カーブを変えて屈折力を矯正する。ただし子どもは対象外だ。費用は両眼で30万~50万円程度。一度受けると、角膜の状態は元に戻せない。

子ども向けの選択肢として近年期待を集めているのは、就寝時にコンタクトレンズを着けるだけで、日中は裸眼で過ごせる矯正法「オルソケラトロジー」だ。特殊なカーブのコンタクトレンズを着けて夜眠ると、レンズが角膜を圧迫し、ずれていたピントを正常化する。翌朝レンズを外しても角膜は形を保つため、裸眼で見ることができる。

矯正用のレンズは、厚生労働省が2009年に高度管理医療機器として承認した。レンズ代と眼科の定期受診を含めて、初年度の費用は10万~20万円程度だ。装用をやめると角膜は元の状態に戻る。

現在は日本コンタクトレンズ学会がガイドラインで、適用年齢を20歳以上と定めているが、オルソケラトロジーは子どもの近視の進行抑制にも有効との説もある。臨床試験に関わった筑波大学付属病院眼科の平岡孝浩講師は「角膜が軟らかい子どもの方が、効果を得やすい」と指摘する。

日本以外のアジア諸国では、オルソケラトロジーの9割以上は子どもが対象だ。学会は現在、ガイドラインの改訂を検討している。

子どもの近視の進行を食い止める他の治療として、低濃度のアトロピン点眼薬や多焦点眼鏡、ソフトコンタクトレンズなどがある。いずれも現時点では保険適用がなく、自費診療となる。

子ども時代に始まった近視の多くは、30歳前後で進行が止まる。大半は適切な矯正で日常生活を支障なく送れるが、中には「病的近視」という深刻なケースがある。眼球の奥が変形するのが特徴だ。

視神経や黄斑部、網膜など重要な器官に影響を及ぼし、中年以降に近視以外の症状を引き起こす。遺伝要因が大きいといわれ、失明にもつながりかねない。病的近視の人は眼球がもろくなりやすい。目を押したりこすったり、外から力を加えないようにしたい。

日本近視学会の大野京子理事長(東京医科歯科大学教授)は「病的近視になるのは、必ずしも強度の近視の人とは限らない。リスクが高い人は早めに治療につなげて、合併症を防ぎたい」と語る。近視が進むなど気になる人は、定期的に自分で見え方を確認したり、眼科医で検査を受けたりするよう心がけたい。

(ライター 塚崎 朝子)

[NIKKEIプラス1 2017年4月29日付]

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