変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

臆せず訪ね、人柄売る

ダイドードリンコは法人の事業所に置く自動販売機の営業に力を入れている。大石実咲さん(23)は2015年、男性中心の法人営業部門に入社早々配属された。独り立ちした初年度、成績が認められて新人賞を得た。工場の催しなどの情報を調べて新人らしく臆せずに話題にし、売店の従業員らに食い込んでいる。

大石さんが所属する法人営業部は2012年に発足した比較的新しい組織だ。オフィスや工場などに置く自販機の営業をする。大阪市の本社のほか、東京都と名古屋市を合わせて36人の営業担当がおり、女性は大石さんを含め4人だ。

◇     ◇

15年4月に入社した後、同年7月に本社の法人営業部に配属された。5カ月間、先輩に付いて学び、16年1月から独り立ちした。関西に本社を置く4つの大手企業を担当。1年目で数十台の契約を取り付け、前任の2倍の契約を取った顧客企業もある。16年に社内の新人賞の1人に選ばれた。

ダイドーは同業他社と比べて事業所に置く自販機が少なく、1台も置いていない大企業も多い。専門組織を設けたのは、この市場の開拓に力を入れるため。それまでは飛び込みを中心にした男性の営業担当の個人プレーが多かった。

事業所の新設や改装、他社機の契約切れの時に1台目の契約をつかむのが肝だ。もちろん先輩らからの引き継ぎ案件もある。新人でかつ女性が売り込みに来ることで顧客の関心が引き出せる点をうまく利用する。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック