三浦の城ケ島で「海上釣り堀」 女性や子供も手軽にJ’sフィッシング

子どもでも釣りが楽しめる手軽さが人気だ
子どもでも釣りが楽しめる手軽さが人気だ

三浦半島の先端に位置する城ケ島。都心から2時間前後で行けるこの島で、最近、人気を集めているのが海上釣り堀「J’s(ジェイズ)フィッシング」だ。初心者が手ぶらでも本格的な釣りが体験できるとあって、家族連れや女性など幅広い客層が足を運ぶ。

三浦観光の拠点で、産地直売所などが入る海の駅「うらり」前から渡船で約5分。釣り堀は城ケ島側の発着場の真横にある。1月下旬の週末に訪れると20代のグループや女性ら約40人が糸を垂れていた。

城ケ島は神奈川県が進める横浜、鎌倉、箱根に続く第4の国際観光地づくりの事業で、候補地の一つに認定されている。島ににぎわいをつくろうと地元住民らが「海を生かし、大人も子どもも楽しめる施設を」と知恵を出し合い、2015年7月に釣り堀を開業した。島の岸に隣接して海上に浮かぶ構造で、海中に網を降ろして縦横それぞれ30メートルのいけすを設置している。定員は60人だ。

竿(さお)は無料で貸し出しており、餌を購入したらいよいよスタートだ。いけすには1~3キログラムのマダイや3~4キログラムのカンパチなどが泳いでおり、「大きいもので7キログラムほどのブリもいる」(佐藤直樹店長)。この時期はハタやカワハギも釣れる。

初心者でも餌の付け方や釣りのコツなどを教えてもらえるので安心だ。長男の真成君(7)と訪れた東京都世田谷区の医師、篠田和伸さん(41)は「スタッフが子どもに釣らせようと優しく接してくれるのでありがたい。景色もよく、自然に近い感じで楽しめる」と毎月利用する。親子でマダイ2匹を釣り、真成君も「楽しかった」と満足げだ。

休日は平均60人ほど、平日は約20人が訪れる。都内や県内だけでなく、茨城県からも来客があり、週5日通う熱心なリピーターも。

釣った魚はサービスで血抜きと、鮮度を保つ処理技術「神経締め」をしてもらえる。釣り初心者の記者も、佐藤店長に釣り竿の持ち方や竿の上げ下げなど手取り足取り教えてもらい、全長40センチメートルのシマアジを釣り上げた。自宅で刺し身にして食べたところ、身が締まり、脂がのっていて絶品だった。何よりも自分で釣った魚は格別だ。

冬場の釣りは防寒対策が欠かせないが、底まで見えるほど海の透明度が増し、魚が泳ぐ様子も見える。富士山がきれいに見える、脂がのっておいしい魚が多いなど冬ならではの魅力も多い。島ではちょうど水仙が見ごろで、催しも開かれている。釣りの前後に島内散策を楽しむのもおすすめだ。(横浜支局 杉垣裕子)

■利用案内 京急三崎口駅からバスで30分、城ケ島バス停から徒歩1分。渡船の場合は三崎口駅からバスで15分、三崎港近くの「うらり」から5分。入場料2000円、遊漁料8000円で3時間釣り放題。釣った魚は全て持ち帰れる。1時間の体験コースは入場料500円、遊漁料2500円で1匹持ち帰れる。
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