花型色鉛筆、削りかすは花びら
お役立ちグッズ
久々に絵でも描こうか。そんな気持ちになる色鉛筆だ。
「花色鉛筆」という名の通り、桜、紅梅、蒲公英(タンポポ)、常磐(トキワ)、桔梗(キキョウ)と、植物の名を持つ伝統色5種が1セット。どれも優しい色合いだ。生活用品を企画するトリナス(東京・千代田)が開発した。
面白いのは、それぞれの断面が、色の由来となった花の形をしていること。常緑樹を意味する常磐は、葉が茂る木の形だ。見た目がかわいらしいだけでなく、手に持ったときに滑りにくい。しかも鉛筆削りを使うと、削りかすが花びらのような形状になる。
芯の周囲の軸部分には木材でなく、廃棄古紙を主原料にしたリサイクル素材を使用。その性質上、削りかすが分断しにくいので、余計に花びらのように見える。木材使用の色鉛筆よりも軽く感じられ、手ざわりもよい。それだけで色を塗る作業が楽しくなる。
なお鉛筆削りは太軸に対応したものを使用すること。クラウドファンディングを利用して先行予約を受付中だ。
(ライター 奥井 真紀子)
▽材質=古紙由来の新素材など
▽色=桜、紅梅、蒲公英、常磐、桔梗
▽取り扱い=サイト(https://trinus.jp/developments/1)で先行予約受付中。問い合わせはトリナス(電話03・5244・5796)
[NIKKEIプラス1 2017年1月28日付]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。