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水拭きロボ 冬の雑巾掛けの救世主? 便利具合を試す

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NIKKEI STYLE

寒い冬、床の水拭きはとっても嫌。でも、子どもやペットのいる家庭では必要だ。自動水拭きロボットがあると聞き、便利具合を試してみた。

我が家で1日素足で過ごすと、足裏がうっすら黒くなる。保育園に通う子どもたちのせいか、週に1回はフローリングの床を水拭きしないと気持ちよく過ごせない。でも中腰の体勢がきつく、雑巾を洗って干すのは面倒くさい。話題の自動水拭きロボットはこのストレスから解放してくれる救世主になるだろうか。

昨年12月中旬、年末の慌ただしさで水拭きを2週間さぼってしまった。この状態でアイロボット社の「ブラーバ ジェット240」を試した。大きさは1辺20センチを切り、同社の自動掃除機「ルンバ」よりかなりコンパクトで軽い。

普通の掃除機でホコリやゴミを吸引してから、ロボットの電源を押した。ルンバと違って吸引モーターを搭載していないので音が静かだ。前方にピュピュッと水を少量、噴き出してから進み、裏の部分に付けた使い捨てパッドで拭いていく。最初は本棚にどんどん近づき、絵本にそのまま水をかけるのではとどぎまぎした。じっと見ていると、壁に当たった後に一度下がり、距離をはかってから噴射したので本はぬれていない。「賢い!」と思わず褒めてしまった。

位置感知 賢く移動 ソファ下も楽々

我が家はカウンターがキッチンとリビングを区切るような形になっており、単純な長方形の部屋ではない。ブラーバが狭いキッチンを掃除してからリビングに移れるのか心配したが、自分の位置を感知して器用に進む。本体の高さが10センチを切るのでソファの下もスイスイ。家具と家具の間を難なくすり抜け、ルンバよりもかなり身軽な動きをしているようだ。

ところが約1時間後、突然、水の噴射が止まった。タンクに入れた水がなくなったのだ。水を出さないまま30分ほど拭いた後に音が鳴り、掃除は終了。本体を裏返してみると、使い捨てパッドが真っ黒になっていた。なかなかの働き者だ。でも試しにブラーバが一生懸命に拭いていた場所を真新しい雑巾で水拭きすると、まだ茶色く汚れが付く。期待が大きかっただけにがっかりした。

数日後、次はエコバックス社の「DEEBOT R95」を試した。ホコリの吸引、水拭き、から拭きを同時にしながら部屋を進む装置だ。ブラーバは掃除機やから拭きでホコリをとってから使うように薦められているので、掃除を一遍にしてくれるならかなりの時間短縮だ。こちらも位置センサーで部屋全体を把握しながら動く。終了後、裏返して専用クロスを見ると、黒く汚れていた。よく働いている証拠だ。

ブラーバの時と同じく雑巾で拭いてチェックすると、こちらも汚れが付いている。タンクからクロスにじわじわ水が浸透する仕組みだが、拭く圧力が弱いので汚れがバッチリとまではとれないのだと感じた。

一方、最も価格が手ごろなサンコー社の「水ブキーナー」は勢いよく動き回るものの、位置を感知できないので拭き忘れの箇所が多かった。我が家の複雑な形のリビングでは厳しかった。ただ、試しに1畳程度の脱衣所に解き放つ。タイルの床を1時間程度集中して動き回った後のクロスは真っ黒。廊下、玄関など狭い場所を集中的に水拭きするのなら、これで十分かもしれない。

掃除機やパッド代 毎日続くと負担

年が明けて、ブラーバを5日連続で使ってみた。前回は2週間分の汚れに、簡単に掃除機をかけた後の実験だったが、毎日水拭きをすれば、きれいにふき取れるのではないかと思ったからだ。ブラーバは起動するたびに部屋の広さや形を把握する。拭いた場所と拭いていない場所を考えながら規則正しく動く。3日目からは、終了後の雑巾チェックをしても汚れが付かなくなった。

ただし毎日使えばよいかというと、そう簡単な話ではない。私には毎日掃除機をかける習慣がない。水拭きロボットを使う前に掃除機をかけなければならないのも意外に負担だった。

毎回使い捨てパッドが1枚120円するのもやや引っかかる。1週間に1回で120円なら安いけれど、毎日となると考えてしまう。洗って使えるクロスを別途販売しているが、使い捨てパッドの便利さを一度体験すると、自分で洗うのはすごく面倒くさい。掃除の途中や後に雑巾を洗って絞る手間から完全に解放されるからこそ、画期的な利用価値がある。

私の結論。我が家より部屋が狭く、汚れが少ない場合は週に1回で満足できるかもしれない。1回の掃除でもっと汚れをとれるようになれば、迷うことなく購入したいと思った。

記者のつぶやき

子どもたちが大喜び


 実は6年前にルンバを買ったが、掃除後にブラシに絡んだ髪の毛や細かい所に入り込んだ砂をきれいにするのが面倒くさくて使わなくなった。なので、私は掃除ロボットについては懐疑的だったが、水拭きロボの登場に子どもたちが大喜びで面食らった。
 6歳の息子は「ロボくん」と名付けて、隣で空手の練習をする。これまで「掃除ロボットにペットみたいな愛着を持つ」感覚を理解できなかったが、大嫌いな水拭きを黙々とこなし、後始末も楽ちんなブラーバと過ごすと、気持ちがぐらりと揺れた。普通の掃除ロボットもかなり進化していると聞くので、2代目が仲間入りする日は近いかも。
(坂下曜子)

[NIKKEIプラス1 2017年1月21日付]

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