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 企業活動のグローバル化と共に、オフィスでも外国人社員の姿が珍しくなくなった。心理的には突然隣の席に座ったように思える、言葉も文化も違う外国人の同僚と、どう付き合えばよいのか。仕事編、オフ編に分けて専門家らのアドバイスをまとめた。まずは仕事編から。
カナダ人の同僚(右)と話すサトーホールディングスの今津さん

カナダ人の同僚(右)と話すサトーホールディングスの今津さん

バーコード最大手サトーホールディングスの知的財産室で働く今津康元さん(41)の同僚は、日本語のほとんどできない30代のカナダ人男性である。仕事が終わると一緒に飲みに行く仲だが、1年半前に突然、同僚になった時には、大いに戸惑った。

実は今津さんはそれまで外国人と仕事をした経験はゼロ。海外経験豊富な上司からアドバイスをもらい実践してみたが、最初はあまりうまくいかなかった。

例えば、「あいさつをするように」と言われ、朝夕の「Good morning(おはよう)」と「See you tomorrow(また明日)」を励行したが、いまひとつ互いの距離が縮まらない。そのうち、「あいさつとはコミュニケーションをとる意味なのだ」と気付き、「How was your weekend?(週末はどうでした)」などと何でもいいから会話を増やしたら、急速に距離が縮まったという。

外国人の同僚と仕事をする上で、一番重要なのは、「コミュニケーションを密にすること」と、専門家や経験者は口をそろえる。

オンライン広告の配信サービスを提供するクリテオ(東京・渋谷)は、社員約130人の3割が外国人。社内環境の管理を担当するワークプレース・エクスペリエンス・チームの土田まり絵さんは「仕事でも仕事以外の話でも何でもいいので、とにかく会話すること。外国人同士は皆そうしているが、日本人はなかなかできない」と指摘する。

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