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ネット通販のポイント、専用アプリで賢く上乗せ

2016/9/24付 日本経済新聞 プラスワン

 超低金利が続く中、買い物をしたときに付く「ポイント」の存在感が大きくなっている。特にインターネット通販では買い物の仕方を工夫することで通常より多めのポイントを得られることが多い。「楽天市場」などの大手通販サイトで、効率的にポイントを獲得する方法を紹介しよう。

 ネット通販大手で獲得ポイント数を増やす方法は主に3つある。(1)専用アプリ経由で購入する(2)キャンペーン日にまとめ買いする(3)決済の手段を見直す――だ。これらを組み合わせることでより多くのポイントがつくケースもある。

 例えば楽天市場とYahoo!ショッピングでは専用アプリを使うと、パソコンやスマートフォン(スマホ)のブラウザを経由する通常の注文方法に比べて多くのポイントを得られる。

 通常の方法でたまるポイント数は購入額100円あたり1ポイント(1円に相当)。ポイント還元率にすると「1%」だ。これに対してアプリ経由で購入するだけで、楽天市場ではポイントが1%分加算され、合計の還元率は2%に高まる。

 Yahoo!では特に「5のつく日」が狙い目だ。毎月5日、15日、25日をキャンペーン日と定めており、登録したうえで専用アプリで購入すると、ポイントが一気に4%分加算される。還元率は合計5%だ。

 これら大手2サイトとポイント付与の仕組みが大きく異なるのがAmazon.co.jp。還元率は一律には定めておらず、付与ポイント数は原則、商品ごとに設定される。

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 ポイント無しの商品も少なくないなかでチェックしたいのが、サイト上で随時更新される「ポイントキャンペーン特集」だ。書籍やバッグ、腕時計、ベビー用品などを対象に、そのときどきに10%、20%などと高めのポイントを設定・陳列する。

 ときには「特定出版社の書籍が最大50%ポイント還元」といったセールも開催される。買いたい商品をあらかじめ探して「ほしい物リスト」に保存しておき、キャンペーン対象になるまで待って購入する手もある。

 3つ目のポイントアップ法で、各通販サイトに共通するのが、「公式」クレジットカードを支払いに使うことだ。

 例えば楽天市場では、年会費無料の「楽天カード」で支払うと、その都度ポイントが3%分加算される。年会費2160円の「楽天ゴールドカード」なら加算ポイントは4%分とさらに高い。ちなみに、カードの引き落とし口座を楽天銀行にすると、同行の口座の方でポイントがたまる特典がある。振込手数料の一部に充てられるのでポイントの使い道が広がる。

 Yahoo!で公式カード(Yahoo!JAPANカード、年会費無料)で決済する際に加算されるポイントは2%分だ。このほか月会費498円を払って「プレミアム会員」になる手もある。ポイントがさらに上乗せされる。ネット通販のヘビーユーザーは考えてみたい。

 Amazonで「MasterCardクラシック」を用いて決済したときのポイント還元率は1.5%。還元率0.5%前後の一般的なカードで支払うのに比べれば、ポイントをためやすい。同カードの年会費は初年度が無料で、年1回以上の利用で翌年度も無料だ。

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 ここまでポイント獲得に有効な代表的な方法を見てきたが、他にも特徴的なやり方がある。

 例えばAmazonで知っておきたいのが、Amazonギフト券(チャージタイプ)。サイト内で使えるバーチャルな商品券で、もともとは贈り物用だが、もちろん自分で使ってもいい。実はこの券に、ネットバンキングなどを通じて入金すると、その都度、入金額に応じ0.5~2%分のポイントが付く。

 入金したうえでギフト券を決済手段にして買い物をしていけば、通常ポイントが付かない商品であっても、結果的にポイントをためることにつながる。代金引換などの決済手段と違い手数料の心配をする必要もない。

 各サイトで留意したいのは、ポイントが「3倍になる」、「5倍になる」といった表記が見られることだ。通常で還元率1%の商品に、前述したような方法でポイントが2%分、4%分加算され、合計の還元率が「3%」、「5%」になることを意味する。このようにポイントアップを倍率で表記をする場合と、加算されるパーセンテージにより表記するケースがあるので間違わないようにしたい。

(ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢)

[日経プラスワン2016年9月24日付]

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