都内ホテル和の装い 茶室イメージなど五輪へ改装続々

目黒雅叙園は和風デザインの客室が今月に稼働した
目黒雅叙園は和風デザインの客室が今月に稼働した

東京都内のホテルが和風のデザインを前面に出した改装を進めている。和紙や木材を多用した客室を用意し、日本の良さを体感してもらう。観光需要が高まる2020年の東京五輪に向け、訪日外国人客を中心に取り込む狙いだ。

目黒雅叙園(東京・目黒)はこれまで婚礼などに使っていた7階を改装し、今月から客室24室を稼働させた。客室は「茶室」、廊下やエレベーターホールは「茶庭」に見立ててデザインした。客室のカーペットの柄には麻の葉を使用し、寝室の壁紙には柿渋で染めた和紙を使った。チェックイン時には日本茶を提供する。

グランドプリンスホテル高輪(東京・港)は11月、本館と別館を改装開業する。全客室が和室の別館では和室になじむように低いベッドを採用するなど、外国人客が使いやすいように工夫。食事や飲み物を提供する和風ラウンジも設置する。着物姿のスタッフが敷地内にある日本庭園の入り口で出迎え、館内に案内。日本のおもてなしを演出する。

宿泊客に占める外国人の割合が85%と高いパークホテル東京(東京・港)は31階の客室の装飾を日本人アーティストに依頼し、順次改装している。このほど「日本人」をテーマにした客室が稼働した。電車内の風景など日本の日常の様子を壁画などに描いているのが特徴だ。

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