紙テープのような小物フック 色味優しく、形状柔らか
お役立ちグッズ
見た目は付箋やマスキングテープをくるっと巻いたもの。ところが裏の粘着面を壁に貼り付けると、小物を掛けられるフックになる。そんな驚きをもたらす収納用グッズが「tapehook(テープフック)」だ。
素材はテープ状の高品質なトレーシング紙。水に浸してから乾かすと形状を記憶する特性を利用し、先端を丸めた状態で固めている。薄くて繊細そうに見えるが、触ってみると意外に硬くてしなやかだ。耐荷重は50グラムほどあり、カギや軽量のアクセサリーを掛けるには十分だろう。
試しに眼鏡を中央のブリッジ部を利用して掛けてみた。巻き込み部分が少し伸びたが、しっかりと保持した。本品2つを距離を開けて貼れば、絵はがきや写真を壁に飾る土台として活用できる。
賃貸物件や金属・ガラスの面など、穴を開けられない場所に取り付けるフックとして、有力な選択肢だ。色味が優しく、形に柔らかみがあるので、壁に複数並べても、物々しくならないのが魅力だ。
(ライター 奥井 真紀子)
▽材質=クラシコトレーシング
▽サイズ=4.5×1.5×1.7センチ
▽種類=白と黄と緑、ベージュと青とピンク、グレーとオレンジと紺の3種
▽取扱店=国立新美術館内スーベニアフロムトーキョーほか。問い合わせは福永紙工・かみの工作所(電話042・526・9215)
[日経プラスワン2016年7月9日付]
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