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デジタルライフ

教えてオシャレ番長 メークや服・靴、スマホ通じ助言

2016/4/28付 日本経済新聞 夕刊

メークやヘアスタイルでアドバイスがほしい――。スマートフォン(スマホ)のアプリで最新のメークやファッションをリアルタイムで閲覧できるサービスが人気だ。相談しにくい細かなポイントについても、手軽に助言を受けられるのが売りだ。

■チャット形式で交流

チャット形式でメークに関するアドバイスが受けられる資生堂のアプリ「おしえて!ビュー子」

明治大学商学部4年生の徳弘美織さん(21)は就職活動に、メークを手助けしてくれるアプリを活用する。大手化粧品メーカーの資生堂が昨年9月より配信する「おしえて!ビュー子」だ。植物の花をモチーフにした「ビュー子」というキャラクターとチャットする形式で、女性のメークに関する悩み解消をサポートする。チャット画面は交流サイト(SNS)の「LINE」に近いため、使いやすい。

「就活メークについて教えて」。徳弘さんが質問を入力すると「ポイントは5つあるよ。ファンデーション、眉、目もと…」とビュー子がアドバイスする。それぞれの項目に対してはリンク機能がついているので便利だ。例えば、アドバイスのうち「目もと」をクリックすると「意思を感じさせる『目ヂカラ』が大切!」など、詳しい解説を読むことができる。メークの基準となる写真もあるため、具体的でわかりやすい。徳弘さんは「百貨店の美容部員さんはハードルが高いが、アプリなら手軽に質問ができて便利」と語る。

メークの方法以外にも、簡単なチャットを楽しむ機能もある。「おはよう」「おやすみ」といったあいさつのほか、例えば「寂しい」とチャットすると「そんなときはビュー子に話しかけて!」と返ってくる。

アプリ内では「ビュー子のおすすめ」として、資生堂が販売するマスカラやアイラインを紹介。開発を担当した同社のビューティーソフト開発グループの中山真弓さんは「ビュー子を通して商品に触れる機会をつくり、消費者と資生堂の接点を増やしたい」と意気込む。

「最近はどんな服が流行しているのか知りたい」「はやりの服をどう着たらいいかわからない」といった悩みに答えるのが、スタートトゥデイが提供するアプリ「WEAR(ウェア)」だ。

■「自撮り」写真を投稿

利用者はお気に入りのファッションで自ら撮影した「自撮り」画像を投稿したり、他の利用者が投稿した画像を無料で閲覧したりできる。昨年末時点でダウンロード数は600万を突破。アパレルショップの店員、芸能人らファッション感度の高い人も投稿することが、人気を集める理由の一つだ。

「タイムライン」機能を使えば、投稿されたばかりのファッションを閲覧できるため、最新のトレンドを把握しやすい。また「ランキング」機能では、サイト利用者に人気の高いコーディネートを閲覧できるほか、画像に写るスカートやTシャツなどは商品名も表示。気に入った商品があれば、アプリ経由で購入できる。利用者には男性も多いという。

ヴァシリー(東京・渋谷)が手掛ける着こなしアプリ「iQON(アイコン)」では、洋服やバッグ、アクセサリーなどの写真を組み合わせたコーディネートを投稿できる。

あらかじめ人気ブランドのネット通販サイトで販売している商品600万点以上の写真を用意。利用者はバッグやTシャツ、靴など項目ごとに写真を選び、自分なりに自由に組み合わせて投稿できる。

投稿した画像に対しては、他の利用者から意見を聞くことも可能だ。アイテムを身につけた写真を投稿する必要がないため、利用者は抵抗感が少ない強みがある。

ファッションの悩みは人それぞれ。手軽さ、使いやすさから、今後もますますこうしたアプリが充実していきそうだ。

(メディア戦略部 飯島圭太郎)

[日本経済新聞夕刊2016年4月28日付]

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