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五輪選手村の工事に対応 環2の一部、限定付きで開通 工事関係車両のみ 築地市場移転延期で全線開通は見通せず

2017/3/16 日本経済新聞 朝刊

豊洲(奥)と晴海(中央)を結ぶ区間を先行開通させる(昨年6月)

 東京都は都心と臨海部を結ぶ幹線道路、環状2号線(環2)の未開通区間のうち、豊洲―晴海間を先行開通させた。晴海で2020年東京五輪・パラリンピックの選手村の工事が本格化するため、工事車両に限り通行させる。一般車両への開放は全線開通時としているが、築地市場(中央区)の移転延期で全線開通の時期は見通せない状況だ。

 先行開通は2段階で実施する。まず2月に豊洲から晴海の選手村に向かう資材などの搬入ルートを開通。晴海から豊洲方面に向かう搬出ルートは交差点部分の工事が完了した後、3月末までに開通させる。

 先行開通は晴海の選手村の建設工事を円滑に進めるのが狙いだ。もともと選手村の工事は豊洲―晴海間の開通を前提としており、資材の搬入や土砂の搬出をする工事車両が通る計画だった。

 ただ小池百合子都知事が築地市場の移転延期を決めたことでこの計画が狂った。築地市場が予定通り昨年11月に豊洲市場(江東区)へ移転していれば、築地市場跡地を通る暫定道路を含めて、環2全線が昨年末にもつながる予定だった。市場の移転延期で未開通部分の開通のメドは立たなくなっていた。

 豊洲―晴海間が未開通のまま選手村の工事が本格化すれば、多数の工事車両が周辺の晴海通りなどを通る。地元住民からは工事車両の流入による交通事故などを懸念する声が上がっていた。小池知事は「地域の安全確保に努め、選手村の工事を確実に進める」と強調した。

 一般車両への開放は築地市場の周辺部分を含めた環2の全線開通時とする方針だ。ただ豊洲市場への移転のメドが立たないため、全線開通の時期も見通せない。小池知事は「環2の整備は市場問題の動向を踏まえて総合的に判断する」と述べるにとどめた。

[日本経済新聞2017年2月11日付朝刊]

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