観光協会発行「ご当地クーポン」を使いこなす

旅の計画を練っていざお目当ての場所へ。そんな時にチェックしておきたいのが行き先の観光協会などが発行する「ご当地クーポン」や「パスポート」だ。割引サービスはもちろん、地元だからこそのおススメ情報が詰まったガイドブックやおまけのプレゼントが付く場合も多い。旅の思い出づくりのついでに、お得感も味わってみよう。

「1カ所の割引券はよくあるけれど、洋館でもミュージアムでも日帰り温泉でも共通で使えるのがいい。レストランのワンドリンクサービスもうれしい」。家族で神戸市を訪れた女性会社員(40)が手にしていた小冊子は「神戸街遊券」。1冊1300円で購入すると、市内の観光スポット約60カ所を対象に1500円分の利用料に充てられる。2冊セットなら価格は2500円で、3千円分使える。この女性が神戸散策時によく入手するアイテムだという。

神戸国際観光コンベンション協会が阪神大震災で打撃を受けた神戸を盛り上げようと1999年に発行し始めた。施設や飲食店が別々に出すのではなく、使いやすいようにと協会が呼びかけて共通券方式にまとめた。冊子を見せるだけで飲食代や土産物代の割引を受けられる店もある。「市内の主だった施設はほぼ網羅しているのが売りで、発行数も年々増えています」(同協会)という。

割引券を無料で配布する観光協会も多い。例えば愛知県内有数の温泉地として知られる蒲郡市の「がまポン」。日帰り温泉が3割引きなどになるクーポン付きガイドブックだ。利用施設でスタンプを集めると、抽選で宿泊券などが当たる仕掛けも人気。名古屋などからの小旅行のために観光協会から郵送で取り寄せる常連もいるほどだ。

最近はスマートフォンで使える観光案内アプリが増えており、クーポンが付くケースも目立つ。自然豊かな埼玉県長瀞町の「長瀞アプリ」もそのひとつ。ライン下りや日帰り温泉の料金が割引になるクーポンが画面に表れる。現地に到着してから調べられるので便利だ。

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