■ぬいぐるみは洗濯機が一番

もっと効率を上げるにはどうしたらいいのだろう。「洗うのが一番効果的です」と白井さん。布団を洗うのは難しい。ぬいぐるみを使って布団で効果が出た(4)と洗濯とでは、どう違うかを比べてみた。

ぬいぐるみは常々、気になっていた。子どもが抱きしめる羊には「洗濯しないでください」とあるので洗ったことがない。もう1つは、子どもが物置で見つけてきた豚だ。

それぞれ左右に分けて、左側で初期状態を調べた後、羊は(4)、豚は洗濯をした。おしゃれ着用洗剤を入れてドライコースで3分間。すすいだ後、バスタオルに包み5分間脱水し、日光で乾かした。

手入れの後、右側を測ったら、豚は-になったが、羊は++のまま。「このままでは子どもに渡せない」と焦ってバシバシたたき、布団専用ノズルも外してしっかり10分間掃除機で吸ったが、レベルは++。ぬいぐるみは今後、洗えるものを選ぶと決めた。

敷布団用マットレスや、年1回程度しか出番がないお客様用布団、直射日光に当てないようにと言われ陰干ししかしない羽根布団も測定した。

マットレスは++。白井さんは「ベッドのマットレスは一般に汚染レベルが高い」と言う。そう思ってベッドを捨てたが、敷布団用も同じ。週1回は掃除機がけをしたい。羽根布団は+-。「一般に羽根布団は羽毛が出ないように目の細かいカバーで覆うのでダニは進入できない。ただ、縫い目から潜り込もうとしていることがある」。やはり掃除機がけは必須だ。

意外にもお客様用の布団は-。人のフケやアカなど「餌がないから増えない」という。たんすの引き出しやエアコンフィルターも気になるが、優先順位をつけて、継続できるダニ対策を身につけたい。

開封後は冷蔵庫に保管し早めに使い切る

記者のつぶやき
■ミックス粉、使い切ろう
食べ物にもダニアレルゲンが潜んでいるという。デンプンやうまみ成分があるホットケーキミックス、お好み焼き粉などにダニがもぐり込むためだ。開封後数カ月以上たった製品を加熱調理した料理を食べてアレルギー症状を起こした例が、公益社団法人日本皮膚科学会に報告されている。
グラフは未開封のお好み焼き粉(メーカーが違う3社)と小麦粉にダニを培養した実験の結果。各社ともお好み焼き粉は勢いよく増えた。これらの粉は、冷蔵庫に保管し、早めに使い切りたい。
家族に被害がないのでダニなんていないかもと期待したが、汚染度が最悪でショックだった。
(畑中麻里)

[日経プラスワン2014年10月18日付]

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