自動車リースの賢い活用法 面倒な手続き不要

車を持とうと思ったとき、普通は購入が頭に浮かぶ。しかし、所有にこだわらないのであれば個人向けの自動車リースを活用するのも一つの手だ。月々の支払額がリース期間中は一定で、ローンで購入するより負担が抑えられるケースも少なくない。メンテナンスが充実しているサービスもあり、所有に伴う煩わしさを避けたい人を中心に関心が高まっている。

「面倒なことをあまり考えなくてすむ」。兵庫県西宮市の専業主婦Aさん(34)は9年前からオリックス自動車のカーリースを利用してきた。先だって新たにリース契約を結び、2台目に乗り換えた。

気に入っているのは月々の支払額が一定である点だ。現在借りている日産自動車の軽自動車「モコ」のリース料は月1万6000円。「月々の家計も管理しやすい」と話す。

自動車リースは、3年とか5年とか長期で車両を借りるサービスだ。借りるという点では短期利用向けのレンタカーと似ているが、仕組みはかなり異なる()。

レンタカーの場合、車両は業者が在庫として保有するものの中から選ぶため、希望する車種に乗れるとは限らない。これに対してリースでは原則として利用者が車種を指定し、リース会社が自動車販売店から購入したうえで利用者に貸し出す。

登録上の所有者はリース会社になるが、好みの新車に乗ることができ、カーナビゲーションなどオプションの取り付けも指定できる。ナンバープレートは、レンタカー向けの「わ」ではなく、一般の自家用になる。

◇            ◇

リース料は毎月一定額を支払う仕組みだ。頭金は用意する必要がない。税金や保険料など契約期間中にかかる見込みの費用を、車両代と合算したうえで月々にならして支払額が決まる。負担額を容易に把握できる点で、家計管理がしやすい。

Aさんが新たに契約したリースは期間が7年。月々のリース料には7年分の自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料や税金も含まれる。車検整備代やオイル交換費用が無料になるクーポンも付いている。

リース料は条件により大きく異なり、自ら新車を購入するのと比べて、どちらが得かは一概に判断できない。リースの場合、契約終了時に売れるであろう車両価格(残価)があらかじめ決まっているのに対して、新車の購入では、将来の売却価格を予想できない。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし