2014/9/19

暮らしの知恵

疑問を解くために、さらに先祖や関係をたどる方法はないか。日本家系図学会によると、過去帳や江戸時代の宗門人別帳を調べるといいそうだ。過去帳は檀家の戒名や没年を記したもの。宗門人別帳は幕府が作らせた戸籍のような文書だ。

寺の過去帳をあたることにしたが、実家はかなり昔に兵庫県の寺から墓を移していた。父は寺の名前を忘れていたが「うちと同じ宗派のお寺に尋ねれば」とアドバイスしてくれた。だが、戸籍の住所に記載されている過去の地名がどう調べても出てこない。

■名前と命日から 過去帳を検索

そこで戸籍などに詳しい横浜市の行政書士、清水潔さんに相談すると、「書き方のクセもあるし単純な間違いも多い。何度も注意深く見てください」と教えてくれた。助言に従い細かい記載までもう一度しっかり確かめた。すると「島」だと思っていた住所の文字が1カ所だけ「鳥」のようにも見える。鳥で調べ直すと、今も市内に同じ名前の集落がある。近くにある寺に絞り込んで電話をかけた。

寺には直接足を運ぶのがいいが、身元などを詳しく説明すると、電話でも過去帳を丁寧に調べてくれた。ただ、戸籍には曽祖父の父や前戸主の没年月日の記載がない。そこで曽祖父が戸主を相続した年の前後に関係する名前がないか調べてもらった。電話すること3件目。住職から「ありました」の返事。ちょっとジーンときた。

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