月980円で選曲自由 音楽配信で聴き放題

2014/9/10

学んでお得

定額料金で音楽が聴き放題となる、インターネットサービスが増えてきた。スマートフォン(スマホ)などを使い楽曲を聴く仕組みで、月に数百円で何曲でも楽しめる。話題の曲や懐かしい曲を手軽に聴けるほか、使い方次第ではCDを購入したりレンタルしたりするより割安になる。

千葉県に住む男性会社員(36)は数カ月前から、家でも移動中でも「音楽をいつも聴ける生活を楽しんでいる」という。ソニーが提供する音楽配信サービスに加入したのがきっかけだ。「CDを買わずに済むし、いろんな曲を気軽に聴けるのが良い」と話す。

特定のアーティストの曲をまとめた番組も選べる(レコチョクのサービス画面)

従来型の音楽配信サービスでは、1曲ずつデータを購入する。価格は1曲あたり200~300円程度。レンタル店でCDを借りてコピーするのと同様、楽曲は自分の所有物になるが、多くの曲を聴こうとして購入代がかさむこともある。

これに対して定額配信は、メニューにある曲なら何曲聴いても料金は月300~1000円程度で済む。多くの曲を聴いてみたいという人に向く。楽曲は自分の所有物にはならないが、サービスを解約しない限り、聴き続けることができる。

◇            ◇

定額配信のサービスは2通りの楽しみ方がある。

1つが自分で特定の楽曲を選ぶやり方。音楽ジャンルやアーティスト名などを手掛かりに曲を探す。話題の曲を試しに聞いてみたり、ふと思い出した懐かしい曲を楽しんだりできる。

例えばソニーの「Music Unlimited」の場合、洋楽と邦楽合わせて2500万以上ある曲の中から選べる。好きな歌手のアルバムをまとめて聴くこともできる。

音楽を聴くときはスマホやタブレットなどをネットに接続するのが基本。会社によっては、データを端末に保存できる機能も用意しており、ネットに接続して曲を探す手間や通信費を省ける。レコチョク(東京都渋谷区)の場合、保存できるのは約2000曲まで。ただしサービスを解約したら聴けなくなる。

定額配信サービスのもう一つの楽しみ方は、ラジオのように特定の番組を選ぶ方法だ。好みの番組を指定すると、自動的に流れてくる音楽を聴き続けることができる。ラジオ型と呼ばれる。

番組は多彩だ。ひとりの歌手の歌だけを集めた番組もあれば、「80年代ヒット曲」「サンバ特集」「元気が出る歌」といったテーマで構成する番組もある。ソニーは今夏、野外音楽イベントの出演者の楽曲をまとめた番組を用意した。「イベントに参加する人が、普段聞かないアーティストの曲を『予習』するニーズに応えた」という。

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