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ノーブラに効用? 「着用で美しい形維持」に異説も 選ぶなら年齢・体に合ったものを

2014/8/5 日本経済新聞 朝刊

 梅雨が明けて暑さで汗だくになる季節。少しでも涼しく過ごそうと薄着になる中、女性にとってどうにもならないのがブラジャーだ。きちんと着けないとバストの垂れの原因になるとされるが、着けると窮屈でという人も多いはず。健康的で美しい体形を維持するためにできることを探った。

 「すぐそこのコンビニまでならいいかな」。都内に住む30代のM子さんは会社から帰宅後、ひとまずシャワーを浴びて1日の汗を流した。冷えた飲み物を買いにコンビニエンスストアまで行こうと思ったが、帰ってきたらあとは寝るだけ。「短時間ならノーブラでも」とざっくりした服装で出かけた。

 気付けば多くの女性にとって着けるのが当たり前になっているブラジャー。バストを支えて美しい形に保つ役割が期待されている。重力に対抗する最大の武器というのが定説だ。

■不要論も飛び出す

 「ブラジャーは不要」。昨年夏、研究途上と断った上でフランスの研究グループがその定説に挑むデータを一部公開した。18~35歳の約300人の若い女性の協力を得て調べたところ、ブラジャーを着けないで過ごすと1年で7ミリメートルほどバストの位置が上がり、弾力も取り戻せたという。

 ブラジャーの支えがない分、胸の組織や周りの筋肉をより使うようになったためとみている。長年ブラジャーに頼ってきた40代女性が、着けなくなっても同じ効果が得られるとは考えにくいが、少なくとも若い時は体の機能を発揮させる方がよさそうだとしている。

 バストも含め体は甘やかさず適度に使った方がよい――。一見もっともらしいが、懐疑的な意見も根強い。「そもそもバストを支えるのはクーパー靱帯(じんたい)と呼ぶ組織で、筋肉と違って鍛えられない」と話すのは解剖学が専門の京都府立医科大学の河田光博教授だ。また、全女性にかかわるテーマについて、「年齢も人数も限定された調査では不十分」との指摘もある。

 女性の胸は筋肉の上に脂肪や乳腺がのった特殊な構造をしている。重力で下にひっぱられるのを、コラーゲンなどの線維が網目状になったクーパー靱帯の働きによって、筋肉につなぎ留め形を整えている。若いうちは弾力がある靱帯も、徐々に伸びて元に戻らなくなる。クーパー靱帯の日々の負担を軽減すべくきちんと体に合うブラジャーを着けるというのが現在主流の考え方だ。

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