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健康づくり

体全体にもプラス 足裏、きれいに保とう

2014/8/7 日本経済新聞 プラスワン

夏は海やプールなどで、はだしになる機会も多い。だが、タコやウオノメ、爪の変形、かかとのかさつきなど、人目にさらすには気が引ける人も多いだろう。大切なのは日ごろからの足元ケアだ。足を大切にしていれば、見た目だけでなく体全体の健康にもプラスとなる。

千葉県に住む50代の女性会社員はハイヒールを履き続けて35年以上。足裏や指のそこここにタコがあり「足裏マッサージを受けたくても恥ずかしくて」と嘆く。

加齢とともに、タコやウオノメ、かかとの乾燥・ひび割れに悩まされる人が多くなる。かかとのかさつきは表皮の新陳代謝(ターンオーバー)が衰えている証拠だ。

■無理な圧力原因

表皮の内側に生まれた細胞に押し上げられた古い角質細胞が、やがてアカとなって剥がれ落ちる。これがターンオーバーだが、ヒールの高い靴を履くなどでかかとに過度な刺激が続くとそれが滞る。血行不良で角質が厚くなり、乾燥やひび割れが起きるわけだ。

タコやウオノメも、足の一定部分に無理な圧力がかかり続けると、角質細胞がその刺激に対応しようと増殖してできる。

「足裏のトラブルのほとんどは足に合わない靴が原因」と指摘するのは、フットケアに詳しい片倉病院(川崎市)の鍼灸(しんきゅう)師、小泉洋一さんだ。合わない靴は足に無理な負担がかかり、自分の足本来のバランスが崩れる。足裏のトラブルにとどまらず、全体の姿勢や骨格のゆがみにつながってくる。

「ひざの痛みや腰痛・肩こり、さらには内臓の不調を引き起こす結果にもなる」と小泉さん。

定期的な角質除去や爪の手入れで足をきれいに保つことの大切さを説くのはバン産商(東京都台東区)社長の遠藤道雄さんだ。同社はドイツ式フットケア「フスフレーゲ」の普及に努めている。足の健康美容や靴の機能研究の先進国であるドイツから、フットケアのマイスターを招き、専門技術者トレーニングスクールを開いている。

スクール修了者が開くフスフレーゲのサロンは全国に200以上。東京、横浜にあるバン産商直営の4サロンではスペシャルケアコースで60分9720円(税込み)だ。遠藤さんは「足元からきれいになれば歩きやすくなり、行動範囲が広がり運動量も増える」と話す。最近は病院などでのニーズも高まり、看護師らの受講者が増えている。足の爪をきれいにするだけで前向きになる患者も多いという。

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