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月経困難症、我慢せず早期治療 初期・中期は通院で 働く女性の病気(上)

2014/7/5 日本経済新聞 夕刊

女性が結婚や出産をしても働き続けるのが一般的になった。定年まで勤務する例も珍しくない。出産や更年期などに応じて変わる女性の体にどう向き合っていくか。まず正しい知識を持つことが大切。それが、政府が成長戦略の柱として掲げる女性の積極活用の実現にもつながる。1回目は月経にまつわる病気について紹介する。

「月経時の痛みや不調を薬でほぼ抑えることができて助かっている。そうでなかったら月経のたびに仕事に支障が出てしまっていたはず」。東京都内の会社に勤める大崎薫さん(仮名、26)はこう話す。

大崎さんは中学生の頃から月経痛に悩まされていた。月経量も多く、貧血で起き上がれない日も。鎮痛剤を飲み我慢していたが、成人後、母親の勧めで婦人科を受診したところ、子宮内膜症と診断された。女性ホルモンを含む薬を飲み始め、今も服用中。頭痛や吐き気などの副作用はほとんどなく、薬の自己負担は毎月約2000円だ。

■晩婚化も要因に

月経時に腹痛や頭痛、吐き気などの症状があるのが月経困難症だ。月経のある3人に1人は痛みが強いといわれている。毎月、体の不調が出てくるため、働く女性にとって厄介な病気の一つだ。

東京大学の大須賀穣教授は「月経困難症は女性のライフスタイルの変化が生んだ現代病だ」と指摘する。女性が社会で活躍するようになった結果、晩婚化が進むとともに産む子供の数も減った。初経年齢が早くなり閉経が遅くなっているのと合わせ、現代女性の月経回数は、数人の子供を産んでいた半世紀前までと比べて9倍近くになるという。必然的に月経困難症のリスクが高くなっている。

この病気は初経から日が浅い10代~20代前半に多い「機能性タイプ」と、20代後半~40代で発症が増える「器質性タイプ」に分かれる。機能性の痛みは主に子宮内膜から出る物質で子宮が収縮することで起こる。器質性は子宮の内膜症や腺筋症、筋腫などが主な原因だ。機能性から器質性に移行する例も多く、大崎さんもその1人とみられる。

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