エスカレーターの「上座・下座」知ってますか?

ビジネスの場で意外に悩みがちなのが自分の位置だ。商談の場でどこに座ればいいのか。エレベーター内の立ち位置は……。先輩や上司、訪問客に失礼のない振る舞いをするために、基本を知っておこう。

「会議室でどの席に座ればよいかがわからない」。人材開発支援会社ヒューマネックス(東京・港)の人財育成トレーナー、美月あきこさんは毎年、企業の新入社員研修でこうした質問を多く受けるという。

上座と下座は常識として知っておくべきだが、学校で教わるものではない。社会人になって徐々に身に付けた人がほとんどではないだろうか。その意味で新人が戸惑うのは当然。ベテランも自分の常識が正しいか基本を確認した方がよい。

■状況に応じ配慮

では、実際に会議室や応接室では上座と下座はどう決まるのか。ルールは簡単。出入り口から最も遠い席が上座、最も近い席を下座とするのが基本だ。部屋の奥にある席は部屋全体を見渡せるので安心感があり、くつろげる。反対に出入り口近くは人や物の出入りで扉が開く。立場が下の人が率先して座るべきだろう。

基本をおさえた上で、状況に応じた配慮をすることも大切だ。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんは、眺めの良い窓が出入り口の反対側にある場合は、訪問客をもてなす意味で出入り口側を上座として勧めるのも一案と話す。「こちらの席の方が見晴らしが良いのでいかがですか、などと声をかければ気持ちが伝わるだろう」(西出さん)。

室内ではなく、エレベーターやエスカレーターなどの立ち位置に悩む人も多いようだ。上座と下座は、どう判断すればよいのだろうか。

マナーデザイナーの岩下宣子さんによると、エスカレーターの場合、相手との目線の高さが上座と下座の基準になる。

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