父の日にお父さんが大変身 プロがコーディネート

「いったい何を選べばいいの?」――。15日は父の日だが、お父さんへのプレゼントは何が喜ばれるかわからないという声をよく聞く。誕生日や還暦祝いなどでも、お父さんへの贈り物に頭を悩ませる女性は少なくない。そんな時は、いっそプロの手を借りてお父さんのファッションをコーディネートしてもらうのはいかが。お父さんが変身するきっかけをつかむかもしれない。

プロも交えて洋服選び

「同性の母へのプレゼントならすぐ思いつくが、父には何を贈ったらいいかわからない」(東京在住の会社員、37)、「お酒好きなので、いつもワインや日本酒。たまには消え物でなく、身につけてもらえるような物を贈りたい」(神奈川県在住の会社員、28)――。父へのプレゼントに悩む女性は少なくない。

一方で、ファッションに無頓着な父親に対して「もう少しおしゃれに気を遣ってほしい」と思っている女性も多い。父の日は、そんなお父さんを変身させるチャンスかも。

阪急メンズ東京はスタイリスト(中央奥)がコーディネートするサービスを提供(東京・有楽町、モデルを使い撮影)=写真 編集委員 塩田信義

「阪急メンズ東京」(東京都千代田区)の「スタイルメイキングクラブ」は、全館の品揃えに精通したスタイリストが、会員専用フィッティングルームで、カウンセリングから採寸、試着、お直しまでパーソナルな対応をする。フロアを自ら巡って探さなくても、プロが的確に選んだ洋服を着比べることができる。入会金3000円を払えば何度でも無料で利用可能だ。

「職業や趣味を聞き、それぞれのライフスタイルに合わせた着こなしを提案します。たとえばクールビズといっても、勤め先が金融関係か広告代理店かで、スタイルは変わってくる」と、同クラブのスタイリスト西ケ峰充宏さんは話す。

オフにどんなところへよく行くかも、服選びのポイントだ。「行きつけがイタリア料理店なら、イタリアブランドをさりげなく取り入れた装いを」。海なら青や白、山なら緑や茶と、行き先の風景になじむ色を身につけるのも、おしゃれ度を高める。

オン・オフに共通する何より重視すべきポイントは「ジャストサイズであること」と西ケ峰さん。「婦人服と違い、紳士服には明確なサイズの基準がある。たとえば袖丈は親指の先から10センチと決まっている」。肩幅も身幅も着丈もしかり。基準より少しでも大きいとダボッとした印象になり、小さいとピタピタでこれまた格好悪い。

ファッションアドバイザーの岸田久弥さんもこう話す。「LでいいのにXLを買ってしまうなど、お父さん世代はたいていの人が、自分のサイズより大きめを選ぶ傾向がある」。紳士服は1センチ違うだけでも、大きく印象が変わる。自分のサイズをきちんと把握し、的確にお直しすることが肝要だ。

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ストールで手軽に変身