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外出時に「777円」を用意 小銭の賢い管理術

2014/6/12 日本経済新聞 夕刊

 最近、財布の小銭がずいぶん増えた気がする。4月に消費税率が8%に引き上げられ、買い物の代金に端数が出やすくなったせいだろう。小銭で財布が膨らむのは格好が悪いが、一円玉や五円玉を使い切るのも簡単ではない。小銭をためず、スマートに管理するにはどうすればよいのか。

 ある大手コーヒーチェーンのホットコーヒーは、以前はラージサイズが税込みで340円だった。しかし、4月の増税以降は345円に。100円で買えた2杯目も、増税後は108円になった。以前は十円玉以上の硬貨だけで買い物がすんだのに、今は五円玉と一円玉で払ったり、お釣りをもらったりすることになる。財布が膨らみ厄介だ、と感じた人は少なくないはずだ。

 現金で支払う限り、小銭のやりとりは付きまとう。だから、小銭は持ち歩くしかないが、財布の負担にならない程度に抑えたい。額の目安はあるのだろうか。

 たとえば、外出する際、代金がどんな端数でも対応できるようにするなら、五百円玉と五十円玉、五円玉が各1枚、百円玉と十円玉、一円玉が各4枚の合計15枚、999円を財布に入れればよい。だが、最初の買い物はともかく、2度目の買い物でも釣り銭を受け取らずに済むとは限らない。それに15枚はやはり多い気もする。

 ファイナンシャルプランナーの山口京子さんは、ちょっと少なめに小銭を持つことを提案する。その額は「777円」と「888円」。硬貨は「777円」だと五百円玉と五十円玉、五円玉が各1枚、百円玉と十円玉、一円玉が各2枚。「888円」なら五百円玉と五十円玉、五円玉が各1枚、百円玉と十円玉、一円玉が各3枚だ。777円なら硬貨の枚数は9枚で、「この程度なら財布は膨らまない」(山口さん)。888円だと12枚になるが、端数により対応しやすく、釣り銭は増えにくい。

■レジ待ちを活用

 もっとも、買い物のたびに財布の小銭の枚数は変わる。小銭を増やさない支払い方をするのも鉄則だ。代金の端数が7円で、ちょうどを出せない時は12円出して、5円のお釣りをもらう。8円なら13円だ。このやり方なら硬貨計3、4枚を出して受け取るのは1枚。小銭は大幅に減る。

 レジ待ち時間などに財布に小銭がいくらあるかをチェックし、使い方をシミュレーションする。「そうすれば、適切な小銭管理にもつながる」と山口さんは指摘する。

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