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新品履く前にクリーム 靴を長持ちさせる一手間

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NIKKEI STYLE

 「4月の消費増税前に奮発して買ったハイヒールをしっかり手入れしたい」「衣替えの前にブーツをきちんとケアして長く使いたい」――。これまで男性のイメージが強かった「靴磨き」だが、お気に入りの靴を自分で手入れする女性が増えている。大切な靴を美しく保てることに加え、慣れれば磨くこと自体も趣味のように楽しめる。靴を適切にケアするための基礎知識を探った。

化粧する感覚で、厚塗りは逆効果

5月の大型連休中、東京都世田谷区の建物内に「シュッシュッ」というブラシがけ音と明るい女性の声が響く一室があった。靴磨き職人の明石優さんが革靴の手入れを教える講座だ。この建物で開く「自由大学」の人気講座で、最近は女性の受講生が増えている。

この日も受講生17人のうち12人が女性。荒川佳子さんは「消費増税前に高級靴を買ったこともあり受講したが、みるみる靴が輝くので予想以上に楽しい」と話す。増税前に靴を奮発した女性が少なくないことに加え、「良い靴を長く履きたいと考える女性が増えているようだ」(明石さん)。

靴のケアを教える側でも女性が目立ち始めた。靴の手入れ用品商社R&D(東京都台東区)は昨年、女性社員8人が靴磨きのワークショップなどを開く「靴みがき女子部」を結成。同部の中沢美樹さんは「靴の手入れはお化粧に似ており、女性の方がスッと理解できる部分も多い」と語る。

具体的な手入れ方法としてはまず表面が滑らかな革靴のケアを覚えるといい。最初は用具の準備。ブラシと布、クリーム、汚れ落としが基本装備だ。ブラシは用途ごとに材質が異なるので、購入前に確認しよう。手入れの基本手順は以下の通り。まず靴の内側、表面の順にほこりを落とす。次いで汚れ落としを布にとってふき、クリームを塗ってブラシをかけ、最後に余分なクリームをふきとる。クリーム厚塗りは逆効果になるので注意したい。

用品選びや手入れの細部は専門家ごとにやり方が少しずつ違う。明石さんのお薦めは月1回程度で基本手順をすべてこなし、靴と同色のクリームを指で塗る方式。中沢さんは汚れ落とし以外は毎週、全手順をやるのは2~3週に1度とした上で、無色透明クリームをブラシで塗るのを薦める。自分の好みに合う方を選ぶといいだろう。

女性の靴は男性より種類が多様で、起毛素材やエナメルなど靴の素材が異なると、手入れの用具や手順も変わる。迷ったら最初はプロの職人に任せ「その手入れを見学してみるのも1つの方法だ」(中沢さん)。

新品の靴、製造・配送・陳列の間に乾燥

初心者はブラシをかけてツヤが出るだけで満足しがちだが、お気に入りの靴を長持ちさせるにはほかにも押さえるコツがある。

意外に忘れやすいのが「購入後は1度ケアしてから履くこと」(明石さん)。新品の靴も製造、配送、店頭陳列を経て、革はとても乾燥している場合が多い。クリームをきちんと塗って水分や油分を補っておかないと、シミなどトラブルの早期発生の原因になりかねない。

履く頻度に気を配るのも大切なケアだ。明石さんは「1日履いたら2日休ませて」と話す。目には見えにくいが、1日履いた靴は大量の汗を吸う。これがぬけないうちに履き続けると傷みが早まりやすい。

履かない時の保管は湿気を避け、カビから守るのが鉄則。除湿剤を活用することに加え、季節の変わり目などで長期保管する時は「保管用の箱にも一手間かけるといい」(中沢さん)。

例えば、靴だけでなく、箱にもカビ予防スプレーなどを吹き付ける。箱側面や背面はペンやキリで空気穴を複数開けておこう。購入時に靴を包んでいた紙が残っていれば、これで包み直して箱に入れる。紙を捨ててしまった場合は半紙で代用してもいい。

履き方や保管にまで気を配るのは面倒に思えるが、中沢さんは「手をかけた靴は長持ちするだけでなく、色が美しく経年変化して愛着が増す」と語る。「靴を育てる」感覚で、手入れの作業そのものを楽しむことが息長く靴と付き合う秘訣といえそうだ。

(堀大介)

[日経プラスワン2014年5月24日付]

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