N
くらし&ハウス
暮らしの知恵

2014/5/15

暮らしの知恵

工夫のポイントは内部収納だ。ノートパソコンなどを持ち歩く人は、クッション性を確保することが重要。好みのバッグにクッション性がない場合は、パソコンの専用ケースをバッグに入れることを考えよう。

バッグの内側にポケットが複数あると便利だ

近年は男性でも財布やスマートフォン、手帳に加えて、シェーバーや制汗剤など身だしなみの小物を持つ人が増えてきた。バッグ内には通常3~4つポケットがあるが、入りきらない場合は、小型の収納専用バッグも入れて「バッグ・イン・バッグ」とすると便利だ。

女性は財布やメーク用品といった私物はハンドバッグに入れ、ビジネスバッグやトートバッグと2つ持ちする人がいる。こちらもバッグ・イン・バッグでまとめる手もある。

■隣のいすに置かず

使いやすいバッグも、適切に扱えなければ宝の持ち腐れ。訪問先での扱い方の基本も知っておこう。

ポイントは訪問先で仕事相手と面談する場面のバッグの置き方。いすに座る際、隣の空いた席にバッグを置く人がよくいるが、これはNGだ。バッグの底は汚れていることがある。席の足元に立てて置くのが基本。左右はどちらでも取り扱いやすい方で構わない。ハンドバッグなどは、自分の腰といすの背もたれとの間に置く。

面談で必要な書類は、着席したら取り出して、膝の上か、テーブルに置く。話し合いの途中、やむを得ずバッグから取り出す場合は、「失礼します」と言って、バッグを膝に置く。そして相手に中を見せないようにして、必要なものを取り出し、再び床に戻そう。

バッグを上手に扱うためには、掃除をすることも大切だ。レシートなど紙くずが残っていないか、随時チェックしよう。その点、バッグ・イン・バッグなら仕分けがしてあるので掃除の手間も省きやすい。

愛用のバッグが1つという人は多いが、仕事に使うなら2つあるのが理想。雨にぬれたり、汚れたりした翌日に、別のバッグを使えればスマートだ。その日の仕事に応じて、使い分けるのも楽しい。革靴と同様、交互に使えば、より長く使うこともできる。

買った時は普通のバッグも、自分なりの工夫をしたり、重要な仕事を経験したりするうちに、かけがえのないパートナーになる。きょうからあなたも自分のバッグを育ててみてはいかがだろう。

(編集委員 川鍋直彦)

[日本経済新聞夕刊2014年5月12日付]

注目記事