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どう対処、顔や首のポツポツ 自己処置は危険

2014/5/15 日本経済新聞 プラスワン

 初夏の明るい光の下で、肌の露出が増えてくる季節になった。鏡に映る目の周りや首のポツポツがとくに気になる時期でもある。このポツポツは、放って置いて自然に治るものでもなく、長年悩んでいる人が少なくない。対応策を専門医に聞いた。

 「ここ10年で、顔や首にできるポツポツを取ってほしいという患者さんが、それまでに比べ3~4割増えている。特にここ5年位は男性の患者さんも多い」。てい皮膚科医院(千葉県市川市)の院長、鄭憲さんは話す。

■男性も気になる

 一見、脂肪の塊のようにも見えるポツポツを取りたい理由は、それがあると老けて見えることが大きい。女性の場合は化粧でも隠れないし、肌のお手入れの度に鏡を見ては憂うつになる。男性でも「見た目」が気になる。専門医によるとこのポツポツは、目の周りだけでも10種類近くある。

 主な原因は皮膚の免疫力の低下。できる場所などによって発生のメカニズムは違う。とはいえ治療をするために、注射針やメスで切って中のものを出すか、炭酸ガスレーザーで蒸散させるか、電気メスで削り取る点では共通している。

 10年ほど前から、炭酸ガスレーザーはポツポツのスムーズな除去に役立っている。大半が水分でできている皮膚組織を、強力な熱を与えて局所的に破壊し蒸散させる仕組み。時間は1カ所につき5~10秒程度。痛みについては個人差があるが、局所麻酔をするのでほとんど痛くない。照射した当日から洗顔もできる。

 治療費については、切除などは保険診療が可能だが、炭酸ガスレーザーは自由診療になる。医師とよく相談して決めるといいだろう。目の周りだからといって眼科に行きやすいが、皮膚科や形成外科の専門医師にみせるのが適切だ。

 多くの種類があるポツポツだが、突起は大きく2つのタイプに分かれる。(1)角質に覆われた皮膚表面の下にある表皮や、その下にある真皮が腫瘍により盛り上がってできているものと(2)表皮に袋ができてそこに内容物が入って突起しているものだ。

 一番多く見られるのが(1)に属する「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」。首周りによくできる。老けて見えるのが嫌で取る人が多い。炭酸ガスレーザーで蒸散させるほか、液体窒素で凍らせて皮膚表面を平らにする方法もある。

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