高齢者・共働きの味方 食事の宅配、賢く選ぶコツは

2014/5/7

学んでお得

今夜の夕食はどうしようか――。高齢者や共働き世帯のそんな悩みを解決するのが食事の宅配サービス。弁当や半調理キットが自宅に届く。買い物や調理の手間が省け、栄養バランスのとれた食事を楽しめる点が人気を集めている。各社の食事内容や注文方法などを比べ、自分に合ったサービスを利用しよう。

食事の宅配サービスは、ピザやパスタといった一般的なデリバリー商品と比べて、一食あたりの価格が500~600円程度と安いのが特徴。食べる日の前日までに注文しておく必要がある点も異なる。日常的に頻繁に利用したいという層を対象にしたサービスといえる。

食事のタイプは主に2つ。おかずやごはんを詰めた「冷蔵弁当」は、食べるその日に配達され、電子レンジで温める。もうひとつの「半調理キット」は、献立2~3品を作るのに必要な食材が届き、レシピを見ながらフライパンなどで調理する。

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「買い物に行くのも一苦労」「食材を買っても食べきれない」といった高齢者や単身者に向いているのは冷蔵弁当だ。

ワタミの子会社、ワタミタクショク(東京都大田区)は、平日の夕食向けに一人用・5食分をセットで販売する。週単位で塩分やカロリーを調整している。主力商品の価格は5食分2780円で、1食あたりに換算すると556円。4月から同500円以下の商品も投入した。水曜日までに翌週分を注文する。送料はかからない。

総菜セット(手前)と弁当(セブン・ミールサービスの製品)

冷蔵弁当を1人用・1食分から宅配するのは、セブン―イレブン・ジャパンの子会社、セブン・ミールサービス(東京都千代田区)。栄養士が監修する日替わり弁当や総菜セットを、最寄りのコンビニの店員が自宅まで運んでくれる。

注文は原則、前日の午前10時半まで。配送は昼便か夜便か選べるので昼食用にもなる。飲料や日用品など他のコンビニ商品を同時に頼むことも可能だ。2012年に購入額500円以上で送料なしを打ち出してから弁当を含め利用者が増えている。

弁当の宅配サービスの市場規模は、矢野経済研究所によると12年度で850億円(冷凍を除く)。5年後には1.6倍になる見通しで、「新規参入する会社は増えそう」(理事研究員の加藤肇さん)。