家電・食品… メーカー会員サイト活用法

2014/4/16

学んでお得

4月からの新生活に伴い、家電製品を購入した人も多いだろう。家電メーカーには、会員登録をしておくと、製品のサポート情報が送られてきたり、ゲームに参加してためたポイントで懸賞に応募できたりする無料の会員サイトを持っているところがある。一部の食品メーカーなども同様のサイトを運営しており、うまく使えば、ちょっとしたお得感が楽しめる。
パナソニックの新製品展示イベント(東京都新宿区)

パナソニックは「クラブパナソニック」という会員サイトを運営している。登録は無料。サイト内のゲームをしたりアンケートに回答したりすると、「エンジョイポイント」がたまる。ポイントはプレゼントキャンペーンの応募に使える。

同社によると、キャンペーンイベントは「年間数百本を展開している」(CRM推進グループ)。ポイント数に応じて応募口数が多くなり、当選確率が高くなる懸賞もあるという。

購入した製品を登録しておくと、その製品に関するサポート情報が得られる。都内に住む専業主婦のAさん(48)は昨秋、エアコンのお手入れ情報のメールを受け取った。「使い始める際のニオイが気になっていたが、掃除の仕方がわかった」と話す。

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クラブパナソニックの特色の一つに、無料レンタルによる製品体験がある。現在実施中なのは、持ち運べるテレビ「プライベート・ビエラ」を2週間借りられるというもの(希望する会員のうち抽選で1800人が対象)。プライベート・ビエラは家の中の好きな場所に持ち運べるテレビだが、ほんとうに部屋を移ってもテレビが映るのか心配な人も多い。家電量販店などの店頭では体験しにくい。そこで会員に限って貸し出し、実際に家庭で使ってもらおうというわけだ。

新製品イベントへの招待や、デジタルカメラ使いこなしセミナー、電子レンジを使った調理セミナーといった催しへの招待もある。自動で節電する機能のついた新製品を展示する体験イベントを昨年、大阪市と東京都新宿区で開き、多数のサイト会員が参加した。

モニター販売と称して発売前の新製品を入札方式で購入できるほか、他社の食品や衣料、パック旅行などを会員優待価格で購入できるコーナーもある。

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