海外との電話のやりとりが多い人に役立ちそうなのが「Skype(スカイプ)」だ。3カ月2250円などやや高額だが、050で始まる日本の電話番号のほか、米国や韓国、香港など20カ国・地域の番号を、1人あたり10番号まで取得できる。例えば米国の知人から電話をかけてもらう場合、米国の電話番号を持っておけば、自分が世界のどこにいても相手が支払うのは国内通話料だけで済む。

通話料は、1分あたりと1通話あたりの2階建ての体系。通話時間が長くなると他社より割安になりやすい。固定電話宛てに限られるが、月690円でかけ放題になるプランがあり、固定電話宛ての通話が多い人には重宝しそうだ。

■高音質のサービスも

LINE電話やSkypeより若干割高だが、サービス品質を重視したい人には「楽天でんわ」と「050plus」を検討するのもいい。楽天でんわはIP電話ではなく、独自に用意した音声回線を使う。「インターネットの混み具合により音が途切れたりせず、通常の携帯電話と同じ品質で通話できる」(フュージョン・コミュニケーションズ)。050plusはIP電話だが「この1年で契約者が100万件から200万件へと増え、苦情もほとんどない。国内のスマホ全機種で動作検証している」(NTTコミュニケーションズ)と自信を示す。また、いずれも自分の番号を相手に確実に通知できることをメリットとして挙げる。

楽天でんわは090、080などスマホの番号をそのまま使える。スマホだけでなく、同アプリに対応しない従来型携帯電話でも、専用の番号を付けてダイヤルすることで格安料金を適用できるのがポイント。050plusは、050の番号と留守番電話が標準機能として付くほか、NTTグループ各社やニフティ、NECビッグローブなど約300万回線のIP電話宛て通話も無料だ。

(電子報道部 金子寛人)

[日本経済新聞夕刊2014年3月20日付]

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