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印象の良い笑顔 「割りばしストレッチ」で訓練

2014/3/6 日本経済新聞 プラスワン

 きょうから3月。春に入社や入学を控えたり、人事異動で新しい職場に移ったりする人は少なくないだろう。環境が変わると初対面の人と顔を合わせる機会も増える。第一印象はその後の人間関係やビジネスに影響することもあるので重要だ。印象の良い自然な笑顔を出すコツを専門家に聞いた。

 「きちんとアイコンタクトをして笑顔を見せると、相手に幸せな気持ちを感じてもらいやすい。しかし日本人は欧米人に比べ、笑顔が苦手な人が多い」。コンサルタントで笑顔アメニティ研究所(東京都台東区)の門川義彦さんはこう指摘する。

 その原因は主に3つある。第1に日本人は一般的に顔の骨格が平面的で、口角が上がりにくい。次に喜怒哀楽の感情を積極的に表す国民性ではないとされる。歯を矯正する人が少なく歯並びが必ずしも良くないため、無意識に歯を見せないようにしている場合もあるという。

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 そこで門川さんは2つのエクササイズを勧める。まず「わりばしストレッチ」。鏡に顔を映し、わりばしを横にして口にくわえる。手を添えて口角をこれ以上は上がらない位置まで押し上げ、その状態を30秒保つ。

 口角を上げたまま、わりばしを抜いた口元が笑顔の基本形なので、しっかり覚えよう。これを3セット繰り返す。頬や口元の筋肉がほぐれ、動きやすくなる。

 次が「ハッピー体操」。まず鏡の前に立ち、伸びをして深呼吸をする。息を吐くときは両方の手のひらを上に向けて体の前に持って行く。鏡の中の自分の目を見て、語尾が「イ」の言葉をテンポ良く声に出す。例えば「ラッキー、ラッキー、ラッキー」「ハッピー、ハッピー」といった具合だ。「心と体がリラックスして自然な笑顔が出やすくなる」と門川さんは話す。

 感情を上手にコントロールすることも大切だ。笑顔に関するセミナーなどを手掛けるクリエイトスマイル(東京都港区)代表の広瀬真奈美さんは「ネガティブな感情を持っていると、好印象の笑顔をすることは難しい」と話す。

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