冬も発生しやすい部屋のカビ 撃退のポイント靴箱や洗濯槽にも注意

梅雨ならではの悩みと思われがちな湿気やカビだが、実は冬も発生しやすい。暖房による戸外と室内の温度差、加湿器、洗濯物の部屋干しによる湿気、鍋料理の湯気など要因は様々。快適な温度や湿度を保ちながら、カビやその原因となる結露を退治する方法を調べてみた。

冬の室内は意外と湿度が高い。加湿器をつけたり、窓を閉め切ったりするからだ。外は気温が低く乾きにくいため洗濯物を部屋干しすることがあるのも一因だ。住宅コンサルティングなどを手掛けるエコライフ研究所(さいたま市)社長の中野博さんは「最近の建物は気密性が高く、湿気がこもりやすい。結露やカビが増えがちだ」と説明する。

中野さんによると、冬のカビ対策のポイントは「換気を工夫すること」「結露、水気を放置しないこと」の2つだ。水蒸気は空気が動いていない状態で温度の高い場所から低い場所に移動する。その結果、北側の部屋の壁、窓ガラスなど表面温度が低い所に湿気が付着し、結露の原因となる。

一方、カビの増殖に必要なのは一定の温度と湿度、皮脂・ホコリなどの栄養源。結露が目立つ場合は周辺にカビが発生している可能性が高い。

最近は24時間換気機能付きの住宅も増えているが、こうした住宅でない場合は台所の換気扇を回す。晴天の日の正午~午後2時頃がよい。「換気扇からなるべく遠い窓を15センチメートルほど開けると空気の流れがよくなる」と中野さんは話す。

湿度計を置き40~60%程度を保つように換気するのがお勧めという。昼間に外出したり寒さが厳しかったりするなどして換気が難しい場合は扇風機や空気清浄器などで家の中の空気を動かすといい。

結露が目立つ場合はどうすればいいのか。ハウスクリーニングの「おそうじ本舗」を展開する長谷川興産(東京都豊島区)の尾崎真さんは「特に夜は料理や入浴の湯気などで湿度が高くなりがちな一方、室内外の気温差も大きくなり、窓枠の下側やゴムパッキン部分などに結露がたまりやすくなる」と指摘する。

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