自分好みの日本酒見つけよう 味と香りで4タイプ

合間に水 楽しく酔って

2月上旬。「鶴齢(かくれい)」の蔵元、青木酒造(新潟県南魚沼市)では朝6時から酒造りが始まった。原料は米と水。米を蒸し、麹で米のデンプンを糖化し、酵母の力で発酵させる。雪や雨が山に降り、長い時間をかけて湧き出した伏流水を、同社は地下80メートルからくみ上げている。水は酒造りの生命線だ。

米の出来具合や気温などで、味やアルコール度数が変わる。1カ月以上かけて、おいしく出来上がるのを待つ。

蔵元からのメッセージは、瓶のラベルに込められている。「コクのある辛口」など味わいの特徴や、おいしい飲み方などが書いてあることも。自分に合う日本酒を探すには、ラベルをよく見るか、酒販店や料理店で店員に聞くといい。

酒席を楽しむために、マナーも知っておこう。お酌をし合いながら飲むのが作法。相手のおちょこを確認し、3分の1以下になったら勧める。注ぐのは8分目まで。受け手は勧められたら、飲み干す必要はないが一口飲んでから注いでもらう。

注いでもらったらお礼を伝え、一口つけてから杯を机に置く。一気飲みや無理強いは厳禁。食事をし、合間に水を飲みながら楽しむと深酔いをしにくくなる。自分の適正な酒量を知り、飲み過ぎに注意しよう。

秋から冬の熱かんには濃厚でまろやかな味のお酒が向く。春から初夏には華やかな香り、暑い夏にはフレッシュな味のお酒を冷やして飲むとおいしい。冬から春にかけては、新酒が店頭に出回る。

(佐々木たくみ)

[日経プラスワン2014年2月15日付]

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