健康食品、こんな表示に注意 消費者庁が指針「絶対痩せられる」「免疫力アップ」…

健康食品で、実際にはない病気の治療や予防の効果があるように誤認させる広告など問題のある表示が尽きない。消費者が健康食品を見分けるとき、消費者庁が作ったガイドラインは注意した方がよい表示例の参考になる。消費者自身が日ごろから健康食品の使い方に注意しておくことも大切だ。

「医者に行かなくとも動脈硬化を改善」「糖尿病、高血圧が気になる方にもオススメ」。こんな表示は問題となる恐れあり。

■取り締まり進める

消費者庁は健康食品に関して景品表示法や健康増進法に違反する可能性がある表示例を示したガイドラインを昨年12月に公表した。従来も規制はあったが、違反の判断基準が分かりにくいなどとの指摘を受け作成した。

ガイドラインは「問題のある虚偽誇大な広告・宣伝を厳正、効果的に取り締まるためのもの」(表示対策課)で、厚生労働省とも協力して進めるという。

消費者にとって健康食品は種類が様々でわかりにくいが、「保健機能食品」と、それ以外の「いわゆる健康食品」に大別される。保健機能食品は、国の審査を受けて特定の保健用途の表示を許可・承認された「特定保健用食品」(トクホ)と、国の基準に従って栄養成分の機能を表示する「栄養機能食品」を合わせた総称。通常は景品表示法などで問題となる恐れはない。

ガイドラインの対象は「いわゆる健康食品」の方だ。ただ保健機能食品でも、認められた範囲を超えた表示は対象となる。

問題となる恐れのある表示例はまず「医者に行かなくともがんが治る」など病気の治療や予防の効果。「昔から、血行を改善し高血圧に効くと言い伝えられており……」などといった世間のうわさ、伝承なども該当する。

「免疫力アップ」など身体の組織機能の一般的増強、増進効果や「血圧が高めの方に」など特定の保健の用途に適する効果の表示は、裏付けとなる合理的根拠がないと景品表示法上の不当表示になる。

ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント