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洋画・海外ドラマで英会話学習 長続きするコツ

2014/1/9 日本経済新聞 プラスワン

 週末など休みのときに自宅で洋画や海外ドラマの映像ソフトを見る人は多いだろう。英語を母国語とするネーティブの日常会話が満載で、セリフを聞きながら字幕で意味をすぐに確認できるため、うまく活用すれば英語力のアップが見込める。洋画のDVDなどを英語学習に生かすコツをまとめた。

 ネーティブが話す英語を聞き続けていると、耳が音に慣れて自然に聞き取れるようになるという見方がある。DVDを字幕なしで見れば、同じ効果が期待できるだろうか。「初級者はいきなりやってはいけない」と話すのは「捨てる英語勉強法 ネイティブ英語は海外ドラマで学ぼう」の著書がある英語講師の井上大輔さんだ。

 自分が文字で覚えた英語と聞こえる音が一致せず、聞き取れないからだ。井上さんもかつて映画のDVDをみていた時、主人公が言った「アヌゥーイ」を何度聞き返しても分からず、英語字幕で確認すると「I knew it」だったという。

 初級者の多くは「アイ・ニュー・イット」と1単語ずつ覚えがち。実際に会話で使われるときに聞こえる例との違いに気付いて修正しないと、英語だけを聞き続けてもリスニング力は向上しにくい。

◇            ◇

 では英語字幕をみながらセリフを逐一確認していくのはどうか。「初級者はこの方法も避けた方がいい」と井上さんは助言する。英語字幕を見ても分からない単語や構文が多く、挫折しやすいという。

 まず日本語の音声や字幕で多くの作品を見て、何回見ても飽きないぐらい好きな作品を見つける。それを教材にして、気になるセリフだけを英語字幕で見ることから始める。分からない単語があっても辞書は引かず、先に進む。楽しく見ていき、もっと知りたいと思った段階で辞書を引いたり、文法を調べたりしするのが長続きするコツだ。

 ある程度聞き取れるようになったら、内容を全く知らないソフトに挑戦してみよう。ブログで海外ドラマを活用した英語学習法を発信している南谷三世さんは(1)英語音声のみ(2)日本語音声と日本語字幕(3)英語音声と英語字幕――の3段階で見ることを勧める。

 まず英語音声のみで見て、どれだけ会話が分かるかを把握する。次に日本語音声と日本語字幕で見て、細かいニュアンスまで内容を確認する。「こんな話をしていたのかと驚くようでは全然分かっていない」(南谷さん)

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