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家計版バランスシートの作り方 実態知り万一に備え

2013/12/25 日本経済新聞 プラスワン

家計の毎月の収入や支出は大まかに分かっていても、貯蓄や借入金の状態を正確につかんでいる人は多くないだろう。預貯金などの資産と住宅ローンといった負債を把握することで家計の実態が見えてくる。家計管理に役立てるため、資産と負債の状況をチェックしてみよう。

家計は様々なモノや金融商品を保有している。預金、自宅、自動車などが資産、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードの未払い金などが負債だ。それぞれを合計し、資産から負債を差し引いたものを純資産という。

資産をすべて売って借金を返した場合、手元に残る金額と考えると分かりやすい。「純資産は万一のとき家計にどの程度余裕があるかを示す」と公認会計士の柴山政行さんは指摘する。

例えば資産が200万円の預金のみで、負債がゼロのAさんの純資産は200万円。これに対しBさんは預金、自宅など3000万円の資産があるが、住宅ローン2800万円の負債もある。純資産は200万円。Bさんの資産はAさんを大きく上回るものの、家計の余裕度は同じになる。

資産、負債、純資産を一覧にしたのを貸借対照表(バランスシート)という。もともとは企業が株主などに財務の状況を開示するため作成するものだが「家計もバランスシートを作れば資産、負債などの状況が一目で分かり、対応策を考えやすくなる」(柴山さん)。表Bは一例で左側に資産、右側に負債を記入する。

資産に入るのは預金、投資商品、保険、不動産など。預金については預金通帳で残高を調べる。社内預金や財形貯蓄は勤務先からの通知で確認しよう。積み立てをしていても、一部を引き出すなどして予定通り貯蓄していないこともあるので要チェックだ。

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