ひねってくしゃっ マフラーをおしゃれに巻くコツオフィス向けなら薄手の生地

秋冬は黒やグレーなど重厚感ある装いが増える。首回りは寒さをしのぐという実用面だけでなく、マフラーやストールで上手に飾ると、着こなしのアクセントにもなる。スーツをおしゃれに見せる、マフラーやストールの巻き方のコツを探った。

「おしゃれな男性だな、と第一印象を決めるのは、ジャケットの襟に沿ったVゾーン」。バーニーズニューヨーク銀座(東京都中央区)のスタイリスト、鴨田優誠さんはこう話す。ネクタイは17世紀ごろフランスでマフラーから進化して誕生したといわれる。男性こそ、ぜひ活用したいアイテムだ。

■形を少し崩すと おしゃれな印象

「見慣れたマフラーでも巻き方次第で印象を変えられます」(鴨田さん)。マフラーの幅をきちょうめんに半分に折り、長細い状態にして首に巻いている人も多いが「軽くひねったり、くしゃっとさせたりするほうが、色柄を上手に生かせておしゃれにみえます」。

マフラーは裏表で色が違うもの、真ん中と端でデザインが違うものなどがある。きちんと半分に折ると「内側になった部分のデザインを生かし切れず、単調になる」という。

ストライプ柄のマフラーで実際に試してみた。マフラーの両端を持ち、2~3回くるくるとねじる。その状態のまま「ループクロス」と呼ばれる巻き方にする。半分の長さにして首にかけ、片側の輪にもう片側を通す。

シンプルな巻き方なのに、ねじることで立体的な仕上がりになった。「男性のスーツはもともと立体的に作られている。マフラーもVゾーンを強調するように、ふっくら立体的に巻くとスーツに似合います」(鴨田さん)

そのほかシーン別におすすめの巻き方を教えてもらった。

金曜日の夜の食事会には、首もとにボリュームが出る「ミラノ巻き」が華やかな印象になる。ダブルボタンのジャケットのときは、Vゾーンが通常よりも小さいため、マフラーの裾をジャケットの内側にしまった方がバランスがよい。

長いコートを羽織ったときには、あえて巻かないのも大人の男性におすすめだ。欧州のサッカー監督風に首にさっとかけると、コートの長さと調和する。