余った野菜こう活用 ペーストにすれば味に奥行き

安いときにまとめ買いをしたり一人暮らしをしたりしていると、野菜を使い切れないことがある。捨てるのはもったいなく、余った野菜を冷蔵庫に入れたままにしている人もいるだろう。こうした野菜はひと手間かけると、おいしく食べられる。どうすれば無駄なく活用できるかを専門家に聞いた。

冷蔵庫に使い残しの野菜がたまれば「おいしい保存食、常備菜作りのチャンス」。日本野菜ソムリエ協会(東京都渋谷区)で講師を務める野菜ソムリエのKAORUさんはこう話す。

おすすめは余った野菜を集めて使うこと。例えばフードプロセッサーやミキサーで細かくする「残り野菜ペースト」にすれば様々な野菜が混ざり合い、味に奥行きが出るという。冷凍用ポリ袋に入れて小分けにし、冷凍保存しておくと便利だ。

一人暮らしアドバイザーの河野真希さんも残り野菜ペーストを勧める。「いためたタマネギを入れたりコンソメスープを少量加えたりしておけば、いつでも使えるスープの素になる。ハンバーグやミートソースに入れてもおいしい」と話す。ミキサーなどがない場合は、みじん切りにしてすり鉢などで潰すと使いやすくなるという。

余った野菜を塩こうじや酢などで漬けるのも手軽だ。朝に漬けて、その日の夜に食べれば、浅漬けを楽しむことができる。鍋物の材料にすれば残り野菜を一気に減らせる。大根やカブのすりおろしを入れたみぞれ鍋もいいかもしれない。あらかじめすりおろし、冷凍して保存しておくのも一案だ。

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根菜類の皮、キャベツや白菜の外側の皮など捨ててしまいがちな部分も工夫次第でおいしく食べることができる。千切りにしていためてキンピラにしたり、みそ汁の具にしたり、刻んでつくねやギョーザの具に混ぜ込んだりと用途は広い。保存用パックなどに入れておけば「もう1品ほしい」ときに便利だろう。

調理のときに出た皮などを煮出しておけば、スープストックの完成だ。ダシ用の紙パックなどにため、後で煮出す方法もある。