省エネ家電、買い替えで節約

来春の消費増税を前に、冬のボーナスで家電製品の買い替えを考える人もいるのではないだろうか。冷蔵庫やエアコンは10年前と比べて消費電力量が少なくなっており、年間で電気代が1万円以上お得になる機種もある。適切に選び、上手に使って節電と節約を心掛けたい。

都内のマンションを購入して10年目を迎えたAさん(48)は今夏の平均電気代が月1万4000円だったことに驚き、冬の節電を真剣に考え始めた。自宅にいる時間は約13時間で、うち約6、7時間は睡眠。東京電力の値上げに加え猛暑だったこともあるが、同じマンションの友人よりも高い。「エアコンを夜中につけていたぐらいしか思い当たらない」と頭を抱える。

「家電の買い替え時期かもしれません」と助言するのは家庭の省エネ術に詳しい節約アドバイザーの丸山晴美さん。「最新型のエアコンは15年以上前と比べると、年間電気料金で2万円違うものもある」という。

日本エネルギー経済研究所の試算よると一般家庭の年間電力消費量に占める比率で最も大きいのは冷蔵庫で14.2%。照明器具が13.4%、テレビが8.9%、エアコンが7.4%と続く。「買い替えるならこの順がおすすめ」と丸山さん。

ただ売れ筋の冷蔵庫は大手量販店で20万~30万円前後、エアコンも15万~20万円前後と負担も大きい。自分の生活で何を最も使うかを考え、省エネ性能の変化率が大きいものから買うことが大切だ。

最新モデルの年間消費電力量を約10年前と比べると大幅に改善している例がほとんど。主なメーカー別に金額を試算するとエアコンで約9000~1万2000円程度、冷蔵庫で約1万2000~1万2500円前後節約できる。

新しいセンサー技術やヒートポンプ技術を使った製品の登場が大きい。室内の人の位置や冷蔵庫の扉の開け閉めの頻度などを把握し効率的に稼働する。東芝のエアコンは1万275円、三菱電機の冷蔵庫は1万2750円節約できる。

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