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お菓子は左 知っておきたいお茶の基本作法

2013/11/1 日本経済新聞 プラスワン

 自宅や職場で訪問客にお茶を出す機会は多いだろう。恩師、親戚といった目上の訪問客、あるいは大切な商談相手にお茶を出すときは失礼がないかと気を使うものだ。そうした席で困らないよう、お茶とお菓子の出し方といただき方の基本的なマナーを再確認しておこう。

 まず煎茶と和菓子の出し方について押さえておこう。NPO法人日本茶インストラクター協会(東京都港区)の講師、早川博子さんによると、お茶はキッチンで銘々の茶わんに注ぎ、お菓子と一緒にお盆にのせて運ぶのが一般的という。客間に運んだらお盆はいったん下座側に置く。和室なら畳の上、リビングならサイドテーブルやテーブルの端に仮置きする。

 茶わんは茶たくにのせて両手で持ち、上座から一人ずつ出す。菓子皿も同様。訪問客から見てお茶は右側、お菓子は左側に並べるのが基本だ。「どちらを先に出すかはお客様の左右どちら側から出すかによる。左から出すならお茶、お菓子の順。先に出した物の上を別の物が通過する『袖越し』にならないよう注意する」(早川さん)

 煎茶にどんな和菓子を合わせるか、特に決まりごとはない。お菓子を銘々皿にのせて出す場合は個別包装の袋を外すのが正式だ。練りきりやようかんには和菓子用のようじを添える。菓子皿には敷紙を敷いておくと、汚れの後始末が簡単だ。漆塗りの皿がようじで傷つくのを防ぐこともできる。

 出し終えたらひとこと「どうぞ」と声をかけると、相手も手をつけやすい。煎茶をいただく際は茶わんを右手で持ち、左手を底に添えて飲む。お菓子はようじが添えられていれば、それで切る。まんじゅうや干菓子は手で割って食べていい。

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