事故で同等級より割高に 自動車保険の新制度

自動車保険の制度が10月から変わった。事故を起こして保険金を受け取ると、翌年から保険料が無事故の人に比べ割高になる仕組み。適用時期は保険会社によって異なるが、保険料の負担が増すようだとアタマの痛いところ。新制度の基本と保険料を抑える方法を調べてみた。

自動車保険はすべての所有車を対象に加入が義務付けられている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と、損害保険会社が扱う任意の自動車保険がある。任意保険は自賠責保険では賄えない高額な賠償や補償対象外の運転者自身のケガ、マイカーの損害などをカバーする。

新制度が始まったのは任意保険。任意保険は従来、事故を起こすリスクの度合いに応じて加入者に1~20段階の「等級」を割り当て、保険料は基準となる金額に等級ごとに設定した割引率を適用して算出してきた。等級は1年間事故がなければ毎年1つ上がり、割引率も大きくなる。つまり保険料は安くなる。事故を起こし保険金を受け取ると等級は3つ下がり、割引率は小さくなる。

新制度でもこの仕組みは同じだが、事故を起こした契約者の等級を3つ下げたうえで3年間「事故あり」に区分し、同じ等級の「無事故」の人より割引率を小さくするようにした。

例えば現在16等級の契約者が事故を起こし保険金を受け取ると、翌年の等級は13等級に下がり「事故あり」の区分になる。一方、現在12等級の人は事故がなければ翌年に13等級に上がり「無事故」の区分が続く。「事故あり」の割引率は「無事故」より小さいため、同じ等級でも保険料負担が重くなる。

新制度の適用開始時期は保険会社によって異なり、早いところでは10月の契約分から適用している。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし