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手書きの手紙、好印象の秘訣 書き出しは3段構成

2013/10/15 日本経済新聞 プラスワン

メールでの連絡が当たり前になるなか、友人や同僚から手書きの手紙をもらうと心がほっこり温まる。いざ自分が送る側となると「どう書けばよいか分からない」と二の足を踏む人も多いだろう。最低限のルールを覚え、お気に入りの文房具を見つければ、手紙の楽しさはグッと広がる。
形式にとらわれ過ぎない文章で書いた手紙を様々な柄の便箋などで演出する=写真 高井潤

■季節感と思いやり大事

東京都のIT系企業で働く味沢麻央さん(37)は、仕事の案件が一段落するたびに同僚の席にお菓子と一緒に小さな手紙を添える。「残業までしてもらってありがとね」「あのアドバイスに助けられました」。エピソードを具体的に挙げながら感謝の気持ちを書くことを意識している。

話し上手なタイプではないという味沢さん。会話の中で上手に「ありがとう」を伝えるのが苦手だった。「無愛想に思われそうな私だけれど、手紙に救われました」とほほ笑む。

2012年度の「国語に関する世論調査」(文化庁)によると「今後もなるべく手書きで手紙を書くようにすべきだ」と答えた人は50.2%で、04年度の前回調査に比べて2.4ポイント増えた。スマートフォン(スマホ)やパソコンで簡単にメールが送れるなか、手間をかけて気持ちを伝える手紙の大切さが再認識されている。

私生活やビジネスでよく使う手紙の種類は大きく分けて2種類。1つは贈り物のお菓子などに添える小さな手紙。一筆箋という長方形の便箋に文章を数行書く。身近な相手にはこれで十分だ。

もう1つは、便箋を封筒に入れ切手を貼るいわゆる手紙。普段会えない相手や、心から感謝を伝えたい場合に利用する。

後者の手紙になると「拝啓」「敬具」などルールが難しそうだが、友人や面識のある取引先ならば形式ばる必要はない。手紙文化振興協会のむらかみかずこ理事長は「季節感と相手への思いやりが伝われば十分合格点です」と話す。

意識したいのは書き出し。「錦秋の候~」など難しい季節のあいさつではなく、背伸びしないのがコツという。

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