働き方・学び方

イチからわかる

値上げなぜ相次ぐ? 円安で輸入原材料が値上がり

2013/9/4 日本経済新聞 朝刊

からすけ 最近、食べ物から日用品までいろいろなモノの値上げのニュースをよく見るよ。ちょっと前まで低価格競争とか言ってたのにね。
イチ子お姉さん 昨年と比べて大幅(おおはば)に円安になったのが大きいわ。日本は多くのモノを輸入しているから、生活への影響(えいきょう)も出てきそうね。

■円安で材料費など高く

からすけ 外国から輸入するおもちゃとか自転車とか、子どもが使うモノでもいろいろ値上げしているみたい。外国の木でつくるバットを値上げした会社もあるって友達が言ってた。

イチ子 食べ物だけじゃなくて、日本は多くのモノやその原材料を外国から買っているのよ。だから円安になると値上がりする商品が増えるわよね。

からすけ 円安って、どんなふうになることだっけ?

イチ子 日本のお金の円と、外国のお金を交換(こうかん)する時の比率(ひりつ)は毎日変わっていくの。この比率を為替(かわせ)レートというわ。アメリカのお金のドルと比べると、昨年は1ドル=80円だった時もあったけど今は1ドル=100円近くまで円安になったわ。

からすけ 80より100のほうが数字が大きいけど。

イチ子 そうね。例えば海外で10ドルの値段のモノを買うとき、昨年なら800円で買えたのに今は1000円する計算になるわ。これは、ドルの価値(かち)が上がり、円の価値が下がったことを意味するから「ドル高円安になった」というのよ。

からすけ 単純(たんじゅん)計算だと200円値上げしないと……。

イチ子 円安になると、輸入する商品そのものの値段だけではなくて、海外の工場で働く人の給料を円に換算(かんさん)したときの金額や、日本の工場で使う燃料(ねんりょう)の輸入価格も上がるから、多くの会社が「このままでは大きな損(そん)が出てしまう」と考えて値上げに踏(ふ)み切ったのよ。

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