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健康づくり

猛暑で冷房かけすぎ 夏風邪に注意、のど悲鳴

2013/8/29 日本経済新聞 プラスワン

■「寒さ」に個人差

予防策は「冷やしすぎないことと、冷風に直接当たらないこと」(井上さん)。夏場の空調はセ氏26~28度くらいが目安とされるが、温度の感じ方は人によって違う。職場や映画館など自分で温度調節ができない場所に行く場合は、上着や羽織りものなどを用意しておくと安心だ。

エアコンの冷気も、直接体に当てないようにしたい。自宅では扇風機を壁に向かって当てて風流を調節するほか、電車や飛行機などの乗り物などでも冷風に直接当たらないように注意したい。

冬の風邪と共通するが、ウイルスの感染を防ぐには、手洗い、うがいをこまめにすること。また、夜更かしを慎み、睡眠不足を避ける、調子に乗ってビールなど冷たい飲み物を摂取しすぎないなど、普段から体をいたわっておくことは大切。たとえウイルスが体内に入りこんでも、「早く体調が回復しやすい」(植田さん)という。

今年は記録的な猛暑が続き、残暑も長く厳しいという。室温は適温を保つようこまめに調節し、睡眠や気分転換の時間をしっかりと確保して、夏を元気に乗り切りたい。

◇            ◇

■「お休みモード」はどんな設定?

十分な睡眠は夏風邪の予防にもつながる。エアコンの最近の機種には「お休みモード」などの機能がついているが、どのような設定になっているのだろうか。

眠りが深い時には涼しく、目覚める直前にやや温度を上げているのはダイキン。就寝前に「快眠」モードに設定すると、約3時間かけて温度を2度下げ、起床時刻の約1時間前に1度上げる。例えば、入眠時にセ氏29度の場合、3時間後には27度、起床の1時間前には28度に調整する。

パナソニックの「おやすみ切タイマー」や三菱重工業の「おやすみ運転」では、冷房は冷やしすぎを、暖房は暖めすぎを防ぐ考え方。冷房の場合、就寝前に設定するとパナソニックは1時間後に、三菱重工も時間がたつと多少温度を高めるように自動調節する。

眠りやすい環境には個人差がある。一晩中つけているのが苦手と感じる人は、自動で切れるタイマーを活用するのがお薦めだ。

(佐々木たくみ)

[日経プラスワン2013年8月24日付]

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