マネー研究所

学んでお得

「M」キーで家計管理の達人に 電卓使いこなし術

2013/8/21 日本経済新聞 プラスワン

ちょっとした計算に使う機会の多い電卓。よくみると「M+」などのキーがあるが使ったことのない人も多いだろう。こうしたキーの操作を身に付ければ効率よく計算し、家計の管理に役立てることができる。簡単な計算式を使えば住宅ローンの返済額を試算することも可能だ。

電卓に並ぶ「M+」「GT」「▼」など数字以外のキーを機能キーという。まず覚えたいのが計算結果を記憶させる「M(メモリー)」だ。うまく使えば複数の計算をするときメモを取るなどの必要がなくなる。

メモリー機能を使って家計の年間収支を試算してみよう(表A)。夫の給与、妻のパート収入、生活費、教育費といった項目ごとに計算するのは通常通り。ポイントは各計算の最後に「M+」や「M-」を押すこと。

「M+」は計算結果をメモリーに記憶させた数値に足すとき、「M-」は引くときに使う機能キー。夫の給与は収入なので「M+」、生活費は支出なので「M-」を押し、項目ごとの小計を電卓に記憶させる。

最後にこれまでのメモリー計算の結果を呼び出す「MR」を押すと年間の収支が出る。メモリー機能を使わない場合に比べ、手間が省ける。同機能のキーの名称はメーカーや機種によって若干異なるが、基本的な操作は共通だ。

◇            ◇

「GT」も覚えておくと便利だ。複数の計算をしたあとで最後に押せば、それまでの結果をすべて足すので項目ごとに「M+」を押さなくてすむ。数字入力を間違えた場合は「▼」を1回押せば、直前に入力した数字を1ケタだけ消すことができる。「C」は入力したケタすべてを取り消すキーだ。

計算結果を表示するときに押す「=」はおなじみのキーだろう。押すたびに同じ計算を繰り返す機能もあるので知っておきたい。

例えば「年利回り3%の金融商品で元本100万円を運用すると、10年後にいくらになるか」を試算してみよう。増えた利子を元本に合算して運用を続ける複利だと、100万円に1.03を10回も掛ける必要があるが、「=」を使えばさほど手間はかからない。

カシオ計算機の電卓なら、まず1.03を入力して「×」キーを2回押す(シャープ、キヤノンは1回)。次に元本100万円の100を入力し、「=」を1回押すと計算結果は103。もう1回押すと103に1.03を掛けるので、結果は106.09。10回連打すれば134.3916、つまり134万3916円になる。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL